【JSAFとは】 外洋加盟団体
2009年 02月 16日
具体的に言うと、特別加盟団体には、
○艇種別団体
○階層別団体
○クラブ等の団体
の3系統あります。
艇種別団体とは、各クラス協会の事。
日本ソリング協会とか、日本FD協会とか。
そうそう、ここで重要なのは、RRSで明記されているため、JSAFの加盟団体にならないと、日本でヨットレースを主催するのが難しいという事です。
各クラス協会としてJSAFの特別加盟団体になっていれば、クラス協会主催でレースが開催できます。
階層別団体は、全日本学生ヨット連盟、高体連ヨット部会、など、艇種ではなくその階層での活動をコントロールする団体ですから、これもスッキリ。
いずれも、都道府県連に所属し、そちらからJSAFへメンバー登録してあれば、重複してJSAFへの登録料を支払う必要もありません。もちろん、これらの特別加盟団体からJSAFメンバー登録してもOK。
と、そのはずです。規則での記述があいまいですが
→参照
問題は、クラブ等の団体。いわゆるヨットクラブ。
こちらも、クラブレース等が近年盛んですから、JSAFに加盟していないと……というか、させてもらわないと困ります。
で、このヨットクラブと、外洋加盟団体が、微妙にかぶるんです。人も活動も。
統合以前は、日本には欧米的なヨットクラブがほとんどなかったこともあり、NORCの支部がレース主催というヨットクラブ的役割を果たしてきた面もあるわけです。
ところが最近では、欧米的なヨットクラブの活動が活発になり、ヨットクラブでJSAFに加盟して独自のクラブレースをどんどん行うようになっています。
ここで、各ヨットクラブと外洋加盟団体を構成している人や活動内容が微妙にオーバーラップしており、JSAFに加盟していないヨットクラブでは、外洋加盟団体と共催という形でクラブレースを開催したり。水域によっては、外洋加盟団体=その地域のヨットクラブ、になっているところもあるかもしれません。
外洋加盟団体は、集金窓口や艇登録といったJSAFの下部組織的業務を行い。でも加盟団体という別組織であって、JSAFの下部組織ではない。
でも、会員からすると、外洋加盟団体って、地方自治体みたいなイメージに感じている人が多くありませんか? 納めるお金も、会費というより住民税みたいな感じ。
となると、ヨットクラブと違って、外洋加盟団体への帰属意識は低いですよね。(つづく)