ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
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選手権の魅力

「クラブレースで十分。これで満足しているんだから、選手権レースなんて興味ないし、必要ない」

という意見をよく聞きます。

「選手権試合」なんて書いてしまったのでイメージが正しく伝わらないのかもしれませんが、それほど大げさなものでもないんです。

たとえば、関東選手権。フリート対抗ともいわれていました。別にバリバリのチームだけが出てくるって訳でもありません。
でも、いつものクラブレースとはちょっと違う緊張感。ヒンヤリした秋の風は、夏のそれと異なりずっしりと重く、身も心も引き締まります。

初日を終えて明日もレース。首の所までずっこしとレースの世界に浸かったあの感じは、クラブレースとは違う興奮なんです。

クラブレースを通してせっかくヨットレースの楽しみを知ったのに。ここ一番の大舞台という、あの興奮を味合わないのはなんとももったいないと思うんです。

あるいは、J24の全日本選手権。
参加したことが無い方は、なんだがギスギスした怒鳴り合いの世界を想像しちゃっているのかもしれませんが、実際は結構和気藹々です。

大会2日前。
全国から参加艇が続々と集結し、まずは計測。
各自で船を組み立てながら、1年ぶりに再会する仲間達と話ははずみ、これから始まるレガッタへ向けた興奮もじょじょにわき上がってきます。

なんたってワンデザインですから、その艇種を気に入って活動しているセーラー達もなんとなく似たもの同士のワンデザインなのかも知れません。その為、なんだか気が合うのかもしれません。女子セーラーも結構多く、華やかな雰囲気もあります。
レースが終われば一緒に飲み食いし、そしてまた翌日もレース。普段のフリートレースとはまったく異なる時間が流れます。

気楽に陸送できるとはいえ、お金はかかるわけで、それでもやっぱりまた来年も参加したくなる興奮が、そこにはあるのです。
それが、今年は関東、来年は関西。九州、和歌山、日本海側の福井でやったこともありました。楽しかったなぁ。
小型艇だから逆に、日本全国であの興奮を味わうことができるわけです。

   ※   ※   ※

確かに、ここ何年かを振り返れば、「ジャパンカップは楽しいよ」とはお勧めしがたい状況である事は確かだと思います。
「クラブレースだけで十分」な現状であることも事実かもしれません。

となると、
○1 こうした一回り上のエキサイティングな舞台が無いから「クラブレースで十分」になってしまったのか。

○2 「クラブレースで十分」だから一回り上のエキサイティングが消滅してしまったのか。


という話になり、
このあたりは議論の余地があるのでしょうが、ワタシは前者(1)じゃないかな、と思います。

だからこそ、みんなで考えてその興奮のステージを再構築する必要があると思うんです。
なぜ「興奮のステージ」が壊滅してしまったのか。どうして「クラブレースで十分」になってしまったのか。
そこんとこを、みんなで考える必要があるのではなかろうか、と思うのです。

じゃなきゃ、「もったいない」と思うんです。
せっかく「よりエキサイティングなステージ」が目の前にぶらさがっているはずなのに。
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by Takatsuki_K | 2008-06-07 22:09 | ヨットレースを考える