ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
カレンダー

<   2008年 07月 ( 17 )   > この月の画像一覧

そういえば、グアムレースが盛んだった頃は、船検やSRにおける無線通信の取り扱いはどうだったのか? 当時すでに回航屋をやっていたのですが、あの頃はそういうの全然意識しないで乗っていたのか、よく覚えていません。

グアムレース後の回航中、小笠原で海上保安庁の取り締まりを受けた事はあります。
その船のオーナーは、かなり上級の免許を持っていたので、ずらっと並んだ無線機は正当に開局はされているのですが、帰りの回航にはオーナーは乗っていない。で、従事者免許が無いのにケシカラン、という事になったわけです。
ケシカランと言われましても……。
で、ヒューズを抜いて封筒に入れ封印。東京に着いたらオーナーがそれを持って保安庁に出頭するように、との事でした。

あの頃は無線なんて使う気もなかったので、ワタシとしては別にそれでかまわないのですが、その後八丈島を通過する際、岩場にいた釣り人に、
「ヨットが波の間に消えた」
として、通報され、遭難騒ぎになっていたそうな。
こちらは何の問題も無く走っていたので、東京に着いて話を聞くまでそんな騒動になっていたとはつゆ知らず。そういえば飛行機がグルグル回っていたなぁ……って程度。

この時も、国際VHFがあれば、保安庁の人も苦労しなくて済んだのかもしれませんけど、無線機使えなくしたの保安庁の人ですから、しょうがないですね。

その後乗った船には国際VHFだけが付いていましたが、誰か免許持っていたのかなぁ? 国際航海だから1海特が必要だと思うんだけど。ワタシが免許とったのはずっと後だし、あの時は誰も免許持っていなかったんじゃなかろうか。そもそも、ちゃんと開局していたのかなぁ? 船検は通っていたわけだから、ちゃんとしていたのか? 不明です。

で、国際VHFでロールコールったって、繋がるわけも無く、我々はフィニッシュ直前まで行方不明状態が続きましたが。

翌年、タカ号の遭難があり、あれも通信設備がもっと整っていれば状況はだいぶ変わっていたのではなかろうか、と、想像します。

少なくとも、VHFのハンディー機があれば、それを持ち出すことができてれば、違ったかもしれません。まだ携帯電話が普及する前ですが、あの頃すでにハンディーVHF機はあったはず。

今では、防水タイプのしっかりしたものが250ドルくらいで売っているようです。100ドルくらいの物を防水パックに入れるという手もあるし。
とりあえず持っておいて損はない、コストパフォーマンスのいい安全備品かと思われます。

日本の船検備品では、「持運び式双方向無線電話装置」がこれにあたるのかな?
定価は……36万5千円か?
国際航海になりますから1海特の従事者免許も必要です。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-31 08:31 | 無線を考える
安全備品というのはイザという時の為のもので、積むか積まないかは、ハッキリいってしまえばコストパフォーマンスの問題です。

たとえば、沿岸部しか走らない船でも、イーパブを積んでいた方がいいことはいいですよね。でも、利用頻度と価格を天秤にかけて、積むか積まないかを決める事になるわけです。

レーダーリフレクターよりも、レーダートランスポンダの方が、良いことはいいです。が価格差と有効性を測りにかけて、どちらを選ぶが決める訳です。

と、各自の判断に任せておくと懐具合で判断を誤る場合があるので、各オーナーの代わりに、役人がコストパフォーマンスを考えてくれるのが法定備品という事になるわけです。

JCIの法定備品リストを見ると、どうもトンチンカンなものが多いのですが、それはまた置いておいて。
今は国際VHFのお話です。

ここでのポイントは、日本でも国際VHFは禁止されている訳ではない、という事です。
ただ、費用が高くまた免許の取得も簡単ではない事から、コストパフォーマンスの大変悪い安全備品という事になってしまいます。この場合のコストは免許取得のコスト(金額+時間)が含まれます。

対して、低コストで供給され免許の取得も簡単な欧米では、コストパフォーマンスに見合う「とりあえず積んでおいて損はない」装備になっている、という事です。

日本の国際VHFはなぜコストパフォーマンスが悪いのか。
ここが今問題になっているのですが、これは日本政府の構造的な問題なので、いまさら劇的な変化は見込めない、とワタシは思います。
事は国際VHFだけの問題ではないのですから。

ここ何日か、ゆうさんとワタシの議論をお読みください。
役所に行くと、このての理屈っぽいおっさんが大勢いるわけです。
ゆうさんは、ワタシとは実はマブダチなのでなんて事ないのですが、なにしろアチラは最終的な決定権を持っているので、いくら議論したところで、意味無し。これにしつこく噛みつくようなヤカラは、閉め出されて終わりです。

で、「諦めモードの今日この頃」な訳です。
が、諦めずに、明日ももう少し書いてみます。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-30 09:11 | 無線を考える

安全備品としての国際VHF

日本の国際VHF問題に関しては、「いくらならいいのか?」という単純な問題だと思っていたのですが、もう少し詳しく、何回かに分けてまとめてみます。

まず、一番のポイントは、国際VHF無線機は安全備品であるという事。

ISAFのSR(安全のための特別規則)カテゴリー4(ブイ周りレース用)でも、ハンディータイプのVHFを防水パックに入れて非常持ち出し袋に入れておくよう推奨されています。
カテゴリー3(島回りレース用)では、それに加えて、25WのVHF無線機の搭載が義務づけられています。

ところが、日本のJSAF-SRでは、これが携帯電話でokとなっていた訳です。
国際VHFも禁止されていた訳ではないのですから、なぜJSAFはここを軽減したのか、考えてみればちょっと不思議です。

1つには、これを義務化したら、カテゴリー3で登録する艇が激減する、という事だと思います。

とはいえ、高いといっても30万円です。本当に必要だったらみんな買っているはず。
JCIの船検備品でも、なんだかんだと特例を設けて国際VHFの搭載を免除してきたのは、金額が高いから……ではなくて免許を取らなければならないから、だと思われます。
12メーター以上の艇なら、号鐘とか4種汽笛とか、ばか高いお金を出して買っていたのですから。
国際VHFも、免許不要で、船検の安全備品として義務づけていたら、金額関係なく買っていた(買わされていた)と思います。

安全備品として、号鐘なんかよりずっと有効である思われる無線機が、厳しい規制で普及しなかった。
というのが、一番の問題点だと思われます。

で、この場合のポイントは、
「禁止しているわけではない」
という事なのですが、それはまた明日。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-29 08:46 | ヨットレースを考える
鳥羽レースも終わったようで、
さて今日は無線のお話。

「海通促」はその後どうなっているのか。

第1回の検討会が開かれた後、7月23日の第2回会合に向けてワーキンググループの会合が5回開かれた。
最後の会合が7/10に行われたが、冒頭、それを傍聴していたあるヨットのオーナーが追い出されたんだそうな。
7/11付けの東京新聞にも出ていたようだ。

理由は、「秘密会議の存在を自らのホームページに書いたから」なんですと。

秘密会議?

実は、このワーキンググループの下にさらにサブワーキンググループがあって、これが非公開つまり秘密。その内容を自身のHPに書いたという事らしい。

この方は秘密会議に出ていたワケではなく、(秘密ですから出られない)秘密会議の出席者から内容を聞き、それを自分のHPに書いたという事らしい。

とすると、秘密会議の内容をこの方に漏らした人を秘密会議から退席させる、ってのなら分かるけど。秘密じゃない方の会議の傍聴を許されない、って、どういう理屈なんだか。

そもそも、なんで秘密なのか。
秘密じゃない方の会議は議事録がHPで配信(議事要旨)されている……ようだけど実際には、第2回のワーキンググループ会合までで停まっている。
今日(7/27)の時点では肝心の第2回検討会もすでに終わっているはずなのに、未だアップは無し。

なんか知られると都合の悪い事でもあったんですかねぇ。

そもそも「海通促」とはなんだったのか?
安価で操作も簡単な国際VHFが海上での近距離通信にはうってつけだ、なんてのは議論するまでもない事で、プレジャーボートの側が国際VHFの必要性を訴えれば訴えるほど、
「そんなに必要なら、金額や手間の事でガタガタ言うな」
って話になっちゃうワケです。国際VHFを禁止しているのではないんだから。

ここは、
「天下り団体にお金が回るようにするには、1件から搾取する金額を減らしてでも数を増やした方が総額は増えてお得だと思いますぜ。欲張り過ぎはいけやせん。お役人様。へっへっへ」
というような意見なら、通りやすいかと思います。

ようは、
「んじゃ実際、いくらまでなら出せるのよ」
というのを、ユーザーサイドから公聴する会議という事かと。

日本全国、ありとあらゆる業界に網の目のように広がった利権構造の中で、「国際VHFだけは役人の利権を手放しなさい」なんて注文付けたって、通るわけないのです。
この利権構造を元から正すのが正攻法なんだろうけど。そこから利益を得ている人の数はかなり膨らんでいて、すでに手遅れであろう、と、諦めモードの今日この頃。

雑誌でチクチク嫌み書くくらいしかできなくて、ちょっと情けないワタシです。


ちなみに、JSAFからもこの会議には代表を送り込んでいるようです。
意見収集もしています。→こちら。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-27 12:53 | 無線を考える

インターネットの時代

昨日書いた「ORC International offshore World Championship」。ホームページ読んでみたんですけど、うーむ。

Resurtは出ているのですが、Press Releaseとか充実させて欲しいですね。しりきれトンボ。
BULKHEAD magazineにも出てないし(^_^;)

これからのレガッタ公式HPは、Press Releaseの充実が必須ですな。


ヨットじゃありませんが、今佳境を迎えている自転車レース、ツール・ド・フランスなんてスゴイですよね。
こちら、日本語のサイトなんですけど、どーでしょこの充実ぶり。
ツールの魅力は、なんといっても人間模様なんですが、特に、このHPの中の「イラストレポート」ってのが秀逸。

こうして見ていると、インターネットはテレビを完全に追いこしているなぁ、と思う今日この頃。
この冬始まるボルボ・オーシャンレースでも、日本語でこういうのできないかなぁ。

オマエがやれよ、って話ですか?
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-24 22:37 | ヨットレースを考える

今気が付きましたが……

このブログも、タイトルは、
Nippon Offshore Racing Council
なんですよね。
自分で付けたんですけど。

やっぱりどこかで、offshoreにこだわっているんでしょうね。ワタシも。

NORC(日本外洋帆走協会)をもじって、タイトル付けただけなんですけど。
ORCも「Offshore Racing Congress」の略だし。

で、ISAFーORCでは、ORC International offshore World Championshipを行っておりますから、そっちもちょっと研究した方がよさそうですね。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-23 21:53 | ヨットレースを考える

続、将棋か麻雀か

なぜジャパンカップはつまらないのか、ここ数年、ずーっと考えていたんです。なんとなく、は分かるんだけど、きちんと説明できない。
で、このコラムを書き始めて3ヶ月。コツコツと頭の中を整理しながら書いていくうちに「ああこれは将棋と麻雀の違いなんだ」と気づき、心の中でもやもやしていたものがなんだか晴れた気がします。

『麻雀か将棋か』で、
「外洋レースはゲームで言えば麻雀みたいなものかもしれません」
と書いてしまいましたが、将棋と麻雀の違いは、インショアとオフショアの違いという訳でもありません。
たとえば、論点2-2で指摘したハンディキャップ制度そのものの問題点、
「絶対スピードが大きく異なる艇間では、公平な評価ができない」
がありました。
絶対スピードの大きく異なる艇でハンディキャップ競争をする、というのも、麻雀的な要素です。インショアレースでも、大型艇に有利な展開、小型艇に有利な展開、が存在するからです。
といっても、腕が悪ければせっかくのチャンスも活かせないわけで、丁半ばくちとも違います。で、麻雀に似ているかな、と。

となると、現在のジャパンカップでは、インショアでも麻雀的要素が大きく、そこにオフショアを入れたところで麻雀は麻雀なのかもしれませんね。

一方で、将棋的なヨットレースを楽しみたい層が増えているのも確かです。
この人達は、外洋レースが耐久レースだからつまらない、と言っているのでは無く、運不運とは関係なく競技を楽しみたいと思っているんじゃなかろうかと思います。選手権とはそういうものであろう、と考えているんだと思います。

ここ何年か、国内のマッチレースが盛んです。これなんか、運不運の要素を極力無くした将棋的競技を目指した物だと思います。
まあ、競技艇の個体差はどうしてもあるので、配艇や対戦相手による“くじ運”はあるんでしょうけど。
競技としてはあきらかに麻雀ではなく将棋です。

フリートレースなら、やっぱりワンデザイン。国内ならJ24がいまだその人気が衰えないのは、やはり将棋がやりたいから、なんだろうと思います。

と、ヨットレースは、インショアかオフショアか、ではなく、“将棋か麻雀か”で考えるとすっきりします。

これ、運不運がつきものの麻雀はつまらないと言っているわけではありません。
麻雀には腕の差以外にツキが付き物だからこそ、徹夜で楽しめる(多少腕の差があっても、ツキが廻ってくればチャンスは訪れる……と期待できる)んだと思いますから。

で、そもそも、日本の外洋レースは麻雀的楽しみ方をする競技として始まり、しだいに将棋の要素を求めて変遷し選手権試合が開かれるようになり、にもかかわらず、ジャパンカップは麻雀要素を色濃く残している。
で、どうも、参加者と主催者の間にこの辺りの趣向のミスマッチがあるのではなかろうか。

と、思えるのです。

ワタシは昨年をもって現役引退し船を降りましたから、これはジャーナリストの立場で書いています。論点をまとめるのがワタシの仕事かと思います。
後は皆さんがどう考えるのか。
将棋がしたいのか麻雀がしたいのか。
JSAFに自分の希望を告げるべきだと思います。

JSAFとしては、もしも「なぜ、ジャパンカップの参加艇が増えないのか?」とお悩みなら、この部分、
「会員はジャパンカップに麻雀を求めているのか将棋を求めているのか」
を考えてみてはどうでしょう。

外洋という名前にこだわっていては進歩はないと思われます。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-22 11:25 | ヨットレースを考える
ORCで選手権試合の内容を決めたグリーンブックというのがあるのですが、昔はここで、世界選手権の要件として、インショアレースに加えて、1オーバーナイト1本、2オーバーナイト1本、合わせて2本のオフショアレースを含めること、とされていたんですね。

で、ジャパンカップもそれに習ってオフショアを含むシリーズレースになっているのだと思います。

ところが、昨日も書いたように、インショアとオフショアは、将棋と麻雀のような違いがあります。将棋の全国大会で、決勝を麻雀によって決める、なんて事になったらどうなるか? 両者は勝負の構成要素が違うんだから別々に開催した方がよいのではないか、と誰しも思うでしょう。

ケンウッドカップもIOR全盛時代に始まったイベントなので、オフショアを含むシリーズレースでした。
当初は、ハワイ州の島すべてをぐるっと回るロングオフショアが含まれていましたが、不評により次第に短縮されていき、最後の大会ではかつてのショートオフショアであるモロカイレースのみが残りました。
あの海域は風が安定しており、モロカイレースは、オフショアといってもオーバーナイトのソーセージコースみたいなもので、行きは断崖絶壁の真下でタッキングを繰り返すアップウインドレグ。帰りは貿易風の僅かな振れを捉えてジャイビングを繰り返す超豪快なダウンウインドレグとなっており、オフショアといっても、麻雀というより耐久将棋合戦みたいな感じでした。

シリーズレースの原点であろうアドミラルズカップも今では“あんな風”ですし、オフショアとインショアは別々に開催されるというのが主流ではないでしょうか。将棋と麻雀の違いを理解するセーラーや主催者が増えてきているという事かと思います。

最新のグリーンブックにざっと目を通してみましたが、「オフショアレースを含む事」という記述は見あたりませんね。帆走指示書のひな形にはオフショアレースが載っていますが、それも1本ですね。距離は書いてありません。

ジャパンカップも、関西開催の時はインショアのみです。


ちなみに、このグリーンブックでは、
IMS600(GPH:578-610)
IMS670 (GPH:625-665)
なんてクラスが決まっているのに、なんでジャパンカップでこのクラス分けを採用してこなかったのかが、不思議。

最新のグリーンブックはこちら
日本ORC協会のホームページからダウンロードできます。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-18 18:44 | ヨットレースを考える

麻雀か将棋か

昨日の続きです。

ボートスピード以外の要素も勝敗に大きく関係してくる外洋レースに於いては、“ツキ”も大きな要素になります。

インショアのブイ周りのレースでも、ボートスピード以外の要素──タクティクスやストラテジーは重要な要素ですが、この場合、かなり遠くの海面まで見通す事ができなおかつライバル艇も視界に入っているわけですから、タクティクスやストラテジーは駆使するものであって、そこに“ツキ”のあるなしは少なくなります。

一方、オーバーナイトで走り続ける外洋レースでは、真っ暗な中、沖の方は風があるのか岸寄りがいいのか、なんてのは目で見て確認できることでもなく、事前に得た情報を元にした選択といってもやはり賭けの範疇です。
ライバル艇は視界から消え、“たぶん岸寄りに突っ込んでいった”という最後の情報を頼りに戦術を練るワケで……。勝ち負けには運不運の要素が大きくなります。

但し、うまいヘタは結果に表れます。いくらツイていても、それを活かす技術や経験が無いと結果には繋がりません。

と考えると、外洋レースはゲームで言えば麻雀みたいなものかもしれません。
うまいへたはあるけれど、いくらうまくても“ツキ”に見放されれば勝てないし、ツイていれば、へたな人でもそこそこの成績が残せる。
ま、いくらツイていても、うまい人にはやっぱりかなわない事が多く、逆にうまい人は常に上位に入るワケですが。

対して、インショアのブイ周りレースは、将棋みたいなものと言えるかも。
相手がどう出るか、そこに“ツキ”の要素は少ないワケで、腕の差がより明白に現れます。

と、考えると、外洋レースならではの魅力もなんとなく分かるような気がしてきます。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-17 19:14 | ヨットレースを考える
もうすぐパールレースですね。
今週末は回航かな?

さて、パールレースは全行程約180マイル。
所要時間は大型艇だと30時間くらいでしょうか。

30時間というと、ハンディキャップが1%違うと、18分。3%違えば54分の差という事になります。

ハンディキャップというのは、ボートスピードそのものに対するハンデなわけですが、こうしたロングレースではボートスピード以外の要素が勝ち負けに大きく影響してきます。

1時間、2時間とベタに捕まることなんてザラな訳で、特に鳥羽レースでのベタは、初島レースなどのベタと比べると広域で、艇団は前後左右にバラバラに散らばっていますから、ベタに捕まらない艇もあるわけです。となると、ボートスピードのハンデ1時間なんて簡単に吹っ飛んでしまいます。

これはどういう事かというと、実際のMaxボートスピードと所要時間には大まかな相関関係しか成立しない、という事で、となると、多少実際のボートスピードが落ちてもハンデが小さくなる(遅くても良い)方が有利じゃないかと思うんですけど、どうでしょう。最後の最後は、5分10分という差の勝負になるわけですから。

まあ、シドニーホバートレースやチャイナしーレース見ていても、大型艇間はファーストホーム争いになっているようですから、ここは、ぐっと小型艇有利なハンデシステムの方が、イベントとしては盛り上がるのかも。
[PR]
by Takatsuki_K | 2008-07-16 20:17 | ヨットレースを考える