ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
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マッチレーサー達

北京五輪は終幕を迎えましたが、米国で行われていたマッチレース「Knickerbocker Cup 2008」で、中村匠選手のチームアルバトロスが優勝したようです。
これは、World Match Racing Tour の本戦である「Bermuda Gold Cup」の予選、つまり本戦出場権を得たという事ですね。
イイゾ。

12月には、マレーシアでWorld Match Racing Tour の最終戦である「Monsoon Cup」があるのですが、その予選であるアジア選手権が11月に行われるようです。

チームアルバトロスをこちらマレーシアに迎え入れる為、ビールは2ケース買い込んであるんだけど、NORなどがちゃんと出ていない。
で、今、ワタクシ個人的に主催者にプッシュしているところです。

今なぜ、日本のマッチレースに勢いがあるのか?
今週は、そのあたりをちと解析してみましょうか。

ちなみに、チーム・アルバトロスの公式ほーむぺーじは、
こちら
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by Takatsuki_K | 2008-08-25 10:34 | ヨットレースを考える

テレビ中継 第2弾

オリンピック中継。今日はレーザーとレーザーラジアルのメダルレースでした。

レーザークラスは、ここまでGBRがSWEに対して18点差を付けて首位に立っています。
メダルレースは10艇出場で得点は2倍。ということはSWEがトップでGBRがビリだと同点になり、メダルレースの順位でSWEの逆転金メダルという事になるわけですね。

ということで、スタート前からGBRはSWEを押さえ込み、2艇はとんでもなく遅れてスタートです。GBRとしては、とにかくSWEがトップにならなければいいわけですから。

ここで、ここまで総合4位のSLOがスポンと出てきて一気に銀メダルを獲得しました。ITAが続き銅メダル。ここまで総合3位だったPORは大きく遅れSWEと共にメダルを逃します。

中継は完全生中継なんですが、カメラの切り替えが悪く、どこかの艇をアップで流している間に別の場所で順位が入れ替わっていたりして、いったい何があったのかが良く分からない事が多いです。
マッチレースと違って、このあたりはまだまだ中継技術を工夫する余地があります。
カメラを切り替える人がヨットレースの事を良く分かっていないと、「見所」を判断するのが難しいんでしょう。

ここでは、漁夫の利でトップに立ったNZLの走りよりも、メダル争いのPOR、SLO、ITAの動きが重要で、PORが何故遅れたのか、その後のSLO、ITAとPORの位置関係が知りたいところなのですが……。

実況はアメリカズカップでもお馴染みのニュージーランド人アナウンサー、ピーター・モンゴメリーなのですが、彼もおそらくどこかのスタジオで声だけ入れているようで、画面から得られる情報の範囲内でしかしゃべれません。

GPSのポジション画像も出てくるのですが、これ、風向が分からないとポジションの違いは分かりにくいですよね。
アメリカズカップでは、真風向のデータも競技艇から送られてくるのでしょうからいいのですが、レーザーのデッキに貼り付けられた箱にはGPSと送信機しか入っていないだろうからなぁ。
画面に出てくる風向は、人力で入力したものと思われます。

今日はとても風が弱く、それも北西の風との事で、かなり振れていたのではないかと思います。短いコースですが、勝負所は山ほどあったはず。

そんなコンディション下で行われた女子のレーザーラジアルは、大波乱です。
ここまで首位のUSAがリコール。
2位のLTUとは7点差ですから、さあ大変。
途中順位では、金メダルが逆転していたのですが、2回目のアップウインドで大きく風が振れたようで、順位が大幅に変動します。ダントツ前を走っていたPOL、FRAがどこかへ行ってしまいます。
ここでトップに立ったLTUはしっかりCHN、USAをカバーしてはいたようですが、間にいた他艇が落ちてしまい、最後の最後には2番手に付けていたAUSもペナルティー(パンピングかロッキングかしたらしい)で回転。USAはしっかり2着でフィニッシュし金メダルとなりました。
リコールしてスタートラインに戻って、で、2着ですからね。すごいなぁ。


レース後、マリーナに戻る道中も延々と中継されます。岸壁にに陣取った応援団(というか家族?)の前をビクトリーランするわけですが、これがなかなかいいんですね。

男子のSLOの選手は大逆転で銀メダルに輝きとても嬉しかったようです。
それまで2位に着けていたSWEを引きずり降ろしたGBR艇に近づき握手をしようとするのですが、手なんか届くわけないですよね。
で、やおら飛び乗るような格好でダイブ。GBR艇なんかサポート艇に引っ張って貰っていたのに共に沈。GBRの選手は手に大きな国旗(旗竿付き)を持ったまま海の中に入ってしまったのでさあ大変。
2人でSLO艇に乗り込んではしゃいでいました。


と、マレーシアのヨット中継です。

NHKでの470中継はどうでしたか?
こちらの中継では日本艇なんて眼中にないので、2位に入ってもさっぱりアップにはなりませんでした。
あ、室伏も、野球も、ソフトボールも中継はありません。残念。
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by Takatsuki_K | 2008-08-19 16:54 | ヨットレースを考える
8月15日でエントリー締め切り。
IRCクラスは以下のエントリーです。
ハンディキャップ順に並べてみました。
艇種の次がIRCのハンデ値。
次が最大艇(TP52)との時間差。1時間あたりの分です。2時間ならこの倍。
最後の数字が、すぐ上の大きな艇との時間差で、やはり1時間あたりの分です。

          最大艇との 直前艇との
           時間差   時間差
TP-52Mod    1.364  m/h m/h
Ian Murray 43 1.194  10.2   10.2
Swan42     1.189  10.5   0.3
Farr40 OD   1.169  11.7   1.2
N/M GP33    1.164  12    0.3
Rodman 42   1.140  13.4   1.4
Cookson 12m  1.132  13.9   0.5
IMX40     1.119  14.7   0.8
-----------------------------------
IMX40     1.084  16.8   2.1
First40.7   1.076  17.2   0.5
First40.7   1.071  17.5   0.3
J/V 35 RC   1.069  17.7   0.1
Sydny 36 CR  1.062  18.1   0.4
Yamaha33s   1.042  19.3   1.2
First36.7   1.028  20.1   0.8

うーむ、桁を揃えるのがムズカシイけど、勘弁を。

TP52は別として、結構面白くなるんじゃないでしょうか。
皮肉なのは、2席のIMX-40の差が最も大きい事。(TP52は除く)。
ここでクラス分けするしかないんじゃないでしょうか。

A、B、両クラス別スタートで、Japan Cupは両方に出るようなので、ここでAクラスかBクラスかの違いは大きいですね。
やっぱりなんだか、同じジャパンカップでも「BクラスよりAクラスの方が価値がある」という雰囲気で、いや、実際は価値は同じなんですが、どうもそんな雰囲気がしてしまって。
速い方のIMX-40の乗組員の方の心理ってのは、どんなもんなのでしょう。Bクラスになりたいもんなのか、Aクラスの方がいいのか。

このあたり、よく分かりません。

なお、ORC-Iのエントリーは1隻。
レイトエントリーが22日までありますが、今年ORC-Iが成立しなかったら、どうなるのかなぁ。

うちのカミさんは、スーパーにマイナーながら美味しい物を売っていると、「仕入れが続くように買い支えないと」と、シコシコ買い込んでいます。
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by Takatsuki_K | 2008-08-18 11:57 | ヨットレースを考える
それじゃあ、ヨットの話題に戻りましょう。

といっても外洋系ではなく、オリンピックの話から。

今はマレーシアに住んでいるのですが、衛星放送のスポーツチャンネルを10ch増設してオリンピック中継やっています。
当然ですが、10chそれぞれで別の競技をやっているのでかなりマイナーな競技も生中継で見られます。

セーリングも生でダラダラ流しています。
昨日は風が無く、スタート直前になってAPが揚がり……こりゃコミッティーも大変だろうなぁ。中国人なのかな? と思ったら、本部船にピーター・レジオの姿が。彼はオークランドでのルイビトンカップの時も本部船でNo2の立場にいた人です。
その後、マイアミのSORCでもレースコミティーやっていて再会したわけですが、オリンピックでは本部船の責任者という事なのですね。

結局、同じような人が運営しているんですなぁ。

で、今日は、イングリング級のメダルレース。
スタート前から、まるまる。フィニッシュ後も競技艇がマリーナに引き上げて選手が桟橋に上がってからもまだ、ダラダラ中継を流していました。このダラダラ感。ヨット競技の雰囲気が良く伝わっています。

今日は視界が悪く見通しがきかなかったのですが、GPSによるポジション画像やオンボードカメラ等も挟んでの中継でかなりイイです。潮が強いせいか、上マークまで上りきれない艇が何隻か。緊迫のシーンが良く出てました。
難しいとされていたセーリング競技のテレビ放映も、ノウハウが蓄積されつつあるようです。

明日は男子470のメダルレースですか。
日本でも放映あるんですよね?
お楽しみに。
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by Takatsuki_K | 2008-08-17 19:55 | ヨットレースを考える

無線の話……結論

最初に「会議の行方はバカらしい、のか?」で書いたのですが、国際VHFも、
「そんなに規制緩和というなら緩和してやるけど、無線機搭載したら聴取義務があるんだよ。それでも無線機積みたいってワケね? 聴取義務を怠ったら罰金だかんね。」
という事なんですね。

国際VHFなんてちっぽけな問題なのですが、この問題の根底には、年金、医療、教育、外交、金融、地方自治、といった今日本の国が直面しているさまざまな問題と同じ要素があると思うんです。

で、役人と国民の生き残りをかけた戦いでもあるんだろうと思うんですよね。

とはいえ、ワタシは国外に逃げてしまった人間ですから、今さら日本の役人に文句を言える立場では無いですね。


思えば、ワタシの人生は、すべてが逃げだったなぁ。

国内のクルージングではつまらないと思い、ニュージーランドに逃げちゃったし。
国内のヨットレースもつまらないと思い、米国のレースに逃げちゃったし。
日本の社会システムが嫌になって、やっぱり国外に逃げちゃったわけだし。

そんなワタシが、パブリックコメントどころではないですね。
だって、国際VHFなんてどうなろうと、ワタシ自身には関係ない話なんだから。

もう、無線の話はやめにします。
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by Takatsuki_K | 2008-08-15 14:05 | 無線を考える

パブリック・コメント

前の日記、ちょっと書き方が悪かったかな。

この中間報告によると、衝突事故の内訳は、最近5年間で、、
漁船×貨物船       398
プレジャーボート×漁船  251
プレジャーボート同士   346
プレジャーボート×貨物船  47
となっている。

プレジャーボート同士ってのは、割と軽微なケースが多いのではなかろうかと推測すると、衝突は漁船がらみが圧倒的に多い、と思っていいんじゃなかろうか、と考えたわけです。

で、漁船×貨物船の衝突のケースを考えると、相手を視認していたなら、漁船側はわざわざ無線なんかで呼び出さずに、すいすいと直近を横切ってオシマイ、ではなかろうかと思われます。
今回の事故は、避けそこなったというだけの話ではなかろうか、と。
気づいていない相手への注意喚起なら、汽笛を鳴らしたほうが話は早いのではなかろうか、と。

漁船×プレジャーボートのケースでも、互いに視認できていればそうそうぶつかるものでもなく。ここでも無線で呼び出しているようなヒマは無い。

となると、これらのケースでは衝突回避の為の国際VHFの効用ってのは、それほど大きくはないんじゃないかと思うわけです。

ちょっと前にゆうさんがさかんに「タダでも積まない」って言っていたのはこういう意味でもあるのかな。

ヨットのように足が遅い保持船が、斜め後ろから大型船に追いこされるようなケースでは、国際VHFがあればなぁ、という状況もあるかと思われるわけで。

ということで、衝突回避というのがメインテーマだとすると、国際VHFは「あればあった方がいい」という程度ですね。

で、これが無線機が2万円程度で簡単な登録をするだけで搭載できるなら「あった方がいい」ですが、機器の価格が20万円で、従事者免許をとって開局落成検査をして、とかだと、「そんなにしてまでいらない」という事であろう、と。

となると、その価格や従事者免許制度の内容、落成検査や継続検査の内容がどのようなもので、はたしてそれが実情にあっているのか。
普及させる為に規制緩和する、と簡単に結論づけているけれど、じゃあ、いったい今までの規制は普及させない為にあったのか? それでいいのか? 国際VHF以外に、同様の問題があるのではないのか?

ってな、話であろうと思うのです。

だから、
今の試験制度、検査制度の実態とお金の流れを明らかにせよ。
とワタシは声を大にして言いたい。
意見を聞く、という事なので、言っておきます。
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by Takatsuki_K | 2008-08-09 21:04 | 無線を考える
読みました。
『中間取りまとめ(案)』
「海上における船舶のための共通通信システムの在り方及び普及促進に関する検討会」中間取りまとめ(案)
「別紙2」ですね。

まず、
共通通信システムの、主たる目的は船舶の衝突回避等の事故防止にある。
あたりから「そうだったのか?」と思うのですが、
となると、これは一般商船あるいは自衛艦などの大型船と漁船の問題がメインと考えているのかな?

小型船舶といっても漁船とプレジャーボートでは利用状況が著しく異なるわけで、我々の頭の中にあることとちょっと違ってきてしまうのですが、
どうやら中間報告としての基本は、

○国際VHFで
○免許は必要だが規制緩和する


って事みたいですね。

で、ここでしっかり調査研究して発表していただきたいのが、
従事者免許試験、講習は、誰によってどのように行われていて、お金の流れはどうなっているのか。
定期検査は誰によってどのように行われていてお金の流れはどうなっているのか。
日本で販売されている国際VHFは何故値段が高いのか。

この辺りの実態がどこにも書かれていない。検討されなかったという事なのでしょうか。

いかにして規制緩和するかは今後の検討課題だそうですが、これまでどうしてどういう風に規制が行われてきたのかを明らかにしないと、的確な規制緩和にはならないのではないかと思います。

最初の方(23~24ページ)で、
-------------------------------
ア現状の利用状況
プレジャーボート、ヨットなどの小型船は国際VHF 、マリンVHF を利用して海岸局との通信及び必要に応じて船舶間通信を行っていたが、その後携帯電話通信網の充実により、海岸局への連絡等が携帯電話で足りるようになった事と、国際VHF やマリンVHF の船舶局を運用するための資格、煩雑な許可申請手続及び高価な無線機(諸外国の5~10 倍)維持管理費用の高負担が利用者の減少となった。
特にマリンVHF は、外部空中線を有しないハンディータイプのものや空中線電力の制限(5W 以下)等により通信距離が短く利用者の期待していた内容とかけ離れたものであり、減少が顕著である。
現在、小型船で国際VHF 、マリンVHF を開設しているのは通信手段として必要と認識しているからであり、全体としては少数派となっている。これらの反省に基づき世界統一規格の国際VHF を小型船に普及させるためには、免許制度を含めて抜本的な規制緩和が求められている。
---------------------------------

とあるけれど、冒頭の部分、順番が逆ではないかと思う。

------------------------
ア現状の利用状況
プレジャーボート、ヨットなどの小型船は国際VHFやマリンVHFの船舶局を運用するための資格、煩雑な許可申請手続及び高価な無線機(諸外国の5~10 倍)維持管理費用の高負担のせいで利用者が増えず、その後の携帯電話通信網の充実により、海岸局への連絡等が携帯電話で足りるようになった為に、現状では国際VHFやマリンVHFの船舶局は数が少ない。
-------------------------
が正しいと思います。

後段(65頁)でも、
-------------------------------
プレジャーボートやヨットなどは、国際VHF やマリンVHF を利用していたが、昨今の携帯電話通信網の充実により携帯電話の利用が進んでいる。
-------------------------------
とあり、いかにも携帯電話登場前はみんなマリンVHFを使っていたかのような表現はミスリードだと思われます。

国際条約に基づく規制と称して、これまでどんな事が行われてきたか。
このあたりをじっくり検討していただかないと、この先どうするかが決められないのではありますまいか。
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by Takatsuki_K | 2008-08-08 15:32 | 無線を考える

免許と一言でいうけれど

国際VHFに免許が必要な国はどことどこ。日本だけじゃない……と一言でいうけれど、「免許」といってもその内容が大きく異なるので「免許が必要か否か」という単純な話ではない。

複雑怪奇な日本の免許制度。
従事者免許交付の試験基準は、はたして実情に合っているのか。
無線機、アンテナ、電源などヨットの一部が含まれる「無線局」としての免許も必要で、そもそも無線機自体の免許ともいえる技術適合検査だって、他の国でも同様のものはあるのに、なんで日本だけがあんなにも無線機が高価になってしまうのか。

とはいえ、これは何も国際VHFに限った話ではなく、日本の行政の構造的な問題なんですね。
このままでは、将来の日本はどうなってしまうのか。様々な分野で「日本の行政のありかた」が今、問われているわけです。

その大きな課題の中で、国際VHFの免許問題なんて枝葉末節な話で、正直、どうなろうとたいした変化は無いんです。が、ここに日本の行政のおかしな部分が凝縮されているわけで……。


これは、役人だけの問題ではないとも思うんですけどね。

普段は、「規制緩和しろ」と言いながら、いざ何か事故が起きると「野放しにしていた行政の責任を追及」なんて言い出すやからがいて。

というか、やたらに「責任追及」って言ってるのマスコミなんですけどね。
役人が規制をしやすいように、マスコミは「責任追及」しているのかなぁ、……とも思う今日この頃。

おまけに、「悪い奴ら」ばかりが役人になっている訳ではなく、どうも我々はその地位につくと「役人根性」になってしまうようで。これ、人間の本質なのかなぁ。


と、すっかり諦めモードな訳です。
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by Takatsuki_K | 2008-08-02 09:37 | 無線を考える