ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
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<   2009年 01月 ( 9 )   > この月の画像一覧

今日の夕方から夜にもフィニッシュ。
<プーマ>が2位に浮上。<エリ4号>と共にトップの<青テレ>を猛追しています。

ちょっと今日は目が離せません!!

<エリクソン>。なんだか艇速ないみたい……。
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by Takatsuki_K | 2009-01-29 08:36 | ボルボ・オーシャンレース
<エリ3号>は、ハルに4メーターに及ぶクラックができ、浸水。これクラックというより裂け目ですね。台湾のボートヤードに入っているようです。

<デルタロイド>もバウのバルクヘッドが壊れ戦線離脱。

風はそれほどでもないようですが、海流と風向が逆になりものすごく悪い波になっているようです。
なまじスピードがあるだけに、猛スピードで波と激突。ハルにダメージを受けてしまうのでしょう。

負傷したスキッパーを乗せた<プーマ>は、<エリ4号>を猛追しています。

やはり、勝負はこの3艇、<エリ4号><青テレ><プーマ>という事ですか。

以上、VORがあまりにも刺激的なので、今日も書いちゃいました。
公式ホームページに書いてあることばかりなんですけどね。
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by Takatsuki_K | 2009-01-28 09:13 | ボルボ・オーシャンレース
いやー、VOR面白くなってきました。
無傷で突っ走る<青テレ>を追う2隻の<エリクソン>。この3艇が台湾の東海岸に張り付くように北上する間、折れたブーム修理して必死で後を追う<プーマ>は沖合から一気にまくり、追いつきました。

青島までの距離としてはまだ<エリ4号>が近いようですが、風向的には<プーマ>が前に出ているようにも見えます。

まだまだ何が起きるかわかりません。

トップを爆走する<青テレ>も大きな漂流物にぶつかったそうな。バウの厚みが40センチもあるので、漂流物の方がコナゴナになって砕け散ったようですが。
ここから中国沿岸に近づくと、多数の漂流物や、なにやら怪しげな漁船や漁具。しまいには、変な棒が海からニョキっと突っ立ていたりするのです。ワタシ、経験しております。
フィニッシュまであと3日でしょうか。注目です。

ちなみに、<プーマ>のケン・リードは、11日間でフィニッシュ、つまり29日までにフィニッシュできたら、時間ができるから東京に行ってゴルフするんだぁ、と楽しみにしていましたが、それはちょっとムリかな?

このまま<青テレ>がトップフィニッシュしたとして、現在総合ポイントでトップに立つ<エリ4号>との間に<エリ3号><プーマ>が入った場合、総合ポイント的には面白い事になります。見ている方には……ですが。

トーベン・グラエルの<エリ4号>。ストップオーバー中にバウセクションを大改造したそうなのですが、いったいどういう改造だったのか?
それまでのスピードに不満があったのか? オプティマイズしたつもりが裏目に出たのか?

勝負の行方は、まだまだわかりません。

公式HP。記事がいっぱいありすぎて、読むの大変。
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by Takatsuki_K | 2009-01-27 11:52 | ボルボ・オーシャンレース
バウセクションにヒビが入ったという<黒テレ>はこのレグリタイア。フィリピンのスービック湾にそろそろ入港するところ。
この後、青島のインポートレースに間に合わせるか、青島スタートにかけるか、で現在協議中。
これまた、フィリピンでの借り物競走ですね。ショアチームの底力が試されます。

果敢に飛び出していった<青テレ>を<エリクソン>2艇が追う展開。
前回、船のトラブルに泣き、最後は艇体放棄に至った<青テレ>スキッパー、バウワー・ベッキンだけに、この果敢な攻めの姿勢には、ウルウルさせられますね。

ブームを折った<プーマ>もなんとか食らいついており、さらには、<デルタロイド><グリーンドラゴン>も再び戦列に復帰しました。
リタイアじゃないですから。そこんとこよろしく>BULKHEAD magazine

いやー、VORフリートは、やっぱりすごいです。
ということで、「VO70のマストの話」は明日に延期です。
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by Takatsuki_K | 2009-01-26 10:54 | ボルボ・オーシャンレース
寛平さんの航海の方に気を取られていたら、VORの方は大時化でとんでもない事になっているようです。
波高14m。風速50ノットの真上り。
艇団はもうボロボロズタズタ。

<プーマ>はブームを折り修理中。

<グリーンドラゴン>はフォアステイとバウにダメージ。
<デルタロイド>は舵の故障。
で、両艇共に、公式にレースの一時中断中。
リタイアでは無いみたいですよ。

全艇巨大なルソン島の島影に隠れていたようですが、<青テレ><黒テレ>が果敢に走り始めたものの、<黒テレ>はハルにクラックが入り引き返しています。

果敢に走り続ける<青テレ>。
その後、<エリ3号>が<青テレ>の後を追い、<エリ4号>もこれに続いて出て行った……と。

いっぱい記事が出ているのですが、ちょっと今日は読んでいる閑がないので後ほどゆっくりと。

下は昨日の天気図。
f0171353_1041396.jpg

確かに大時化でしょうけど、モンスーン(季節風)ではよくこんな天気図になります。
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by Takatsuki_K | 2009-01-25 10:41 | ボルボ・オーシャンレース
手元に、『World Crusing Routes』(Jimmy Cornell)って本があるのですが、当然ながら日本→カリフォルニアのベストシーズンは7~8月となっています。
1月に出て行ったらどうなるか、は書いてありません。

ただし、同書によれば、日本→ハワイは、7月~9月、あるいは、2月~3月も可となっています。

前述のようにハワイの回りは貿易風が吹いていて、日本から行くには向かい風。それを避けて北回りで走る事になりますが、2月~3月はその貿易風帯が南下するので夏場に出るより短い距離でハワイまで到達できる、とこの本では解説してあります。
具体的には、北緯30度ラインを西経165度まで走り、その後一気に南下してハワイにアプローチせよ、となっています。

この後、貿易風帯まっただ中のハワイからロスアンゼルスを目指すのが、また大変なんだろうと思いますが……。

これも、『World Crusing Routes』によれば、ハワイ→ロスアンゼルスは、3月から5月。あるいは、9月から10月がベストタイムとあります。

このルートは、米国西海岸を出て南太平洋クルージングをした人達が家に帰るコースなわけで、日本→ハワイよりも航路としては確立されているようです。

とはいっても、ハワイは前述の貿易風のまっただ中にあるわけで、卓越するこの北東風の為、ダイレクトにロスアンゼルスを狙う事は希。北太平洋高気圧の西側を、まずは北へ向かえ、とあります。
そして、東よりの風が西に変わったところでコースを目的地へ向けよ。となっています。

何度まで北上すると風が変わるのか。これが季節によって異なるようで、冬の終わりの3月頃だと、北緯30度くらいで済むそうな。

つまり、この時期は、ハワイ→カリフォルニアの航海には、割と好条件にあるようです。

ということで、前半は日本→ハワイのコースに沿って、後半はハワイ→カリフォルニアのコースに沿って走る、というのが、やっぱり妥当って事ですかね。

Good Luck!!
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by Takatsuki_K | 2009-01-25 10:11 | 外洋航海
お笑いタレント、間寛平さんを乗せたヨット<エオラス>が、太平洋を横断しています。

アースマラソン公式BLOG←公式HPはこちら

当ブログを読んでくれている方々なら、いまさら太平洋横断くらいではビックリしないと思うのですが、なんといっても今は真冬。普通は、日本から米国西海岸を目指すなら6月~7月に日本を出るところです。
この季節に太平洋を東に向けて走るとどういう状況になるのか。航海の様子は毎日のようにホームページで更新されているので、とても興味深いです。


という事で、ヨットレースの話題ではないのですが、この季節の北太平洋はどんな天候なのか、天気図と重ね合わせながら、<エオラス>の航海を追ってみたいと思います。

下図は、この航海スタート時点の天気図です。
青い線が、日本→ロスアンゼルスの標準的コース。北緯42度付近まで北上し、大圏コースに近い最短距離で、おまけに偏西風によって全体的に追っ手の風が期待できるため、このようなコースをとるわけです。
f0171353_1910995.jpg

ところが、冬場のこの天気図と重ね合わせたら、とてもじゃないけど、こんなコースとれませんね。

で、低気圧を避けて赤線のように南に針路をとったようです。
この天気図を見たら、こう走るしかないですよね。
ただ、この先、東よりの風が広い範囲で吹いています。水色の小さな矢印が想像される風向です。

下の天気図は、昨日のもの。
赤矢印の先が船位になります。北緯26度付近まで南下しています。が、高気圧の南側にあたり、やっぱり東よりの風が吹いているもよう。
f0171353_19111933.jpg

これ、いわゆる貿易風ですよね。
見やすいように、北緯30度の線を赤で描いてみました。中央の直線は日付変更線です。
北緯30度以南は貿易風が吹いています。
貿易風帯の航海は何度かしましたが、追っ手で走っても結構キツイです。
今回のヨット<エオラス>で貿易風に逆らって走るのは無理。

という事で、現在は北上中のようです。
上記公式ホームページによれば、北緯35度/東経175度を目指すとの事。

その先もさらに北上しないと追っ手の風に乗るのは難しいかな。
なんて勝手に考えながら、この先予想されるコースを点線で描き加えてみました。

ただこれ、北緯35度のラインにいると、一枚目の天気図のような低気圧に巻き込まれたらかなりキツそうですよね。重ねてみたのが下図。
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さらに下図は1月15日の天気図です。
f0171353_19131329.jpg

日付変更線を越えても、このように強烈な低気圧が追いかけてきます。2月に入ってもこんな状況になる可能性は十分にあるんじゃないかと思うのですが。

低気圧が接近してくるとその前面では南東から南の風になると思うので、南に逃げるのも大変そうです。

かといって、北緯30度以南は基本的に貿易風の北東から東の風になります。
右下の赤丸がハワイの位置。
基本的に、ハワイの周辺は貿易風の北東~東の風が吹いていると思って良く、とりあえずハワイに逃げ込むといっても、そうそう容易ではなさそうです。


さあ、この先どうなるのか?
猿岩石の無銭旅行とは違って、この航海ではヤラセをする余地がほとんど無いであろう事は、ヨット経験のあるみなさんなら容易に想像がつくと思います。

ある意味、VORよりも手に汗握る展開ともいえますよね。
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by Takatsuki_K | 2009-01-24 16:11 | 外洋航海
VO70(ボルボ・オーシャン70)クラスの特徴は、薄くて幅広のスターン形状。これが迫力ですね。
みんな似たように見えますが、よく見るとデザイナー毎にだいぶ違うのもまたおもしろい。

前回圧倒的なスピードと頑丈さを見せて優勝した<ABNアムロ1>の流れを汲むファン・コーヨムジャムデザインの<エリクソン>を標準として見ると、ブルース・ファーデザインの<テレフォニカ>は結構スターン部分が絞ってあります。そのせいか、サイドデッキがかなり前の方までありません。
<テレフォニカ>は軽風向きとよくいわれますが、ヒールした時の抵抗が少ないからという事なのでしょうか。
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<エリクソン>のスターン、これを標準とすると……

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<テレフォニカ>のスターン、結構絞ってあります

また、テレフォニカのバウにはモーターボートのようなステップ(段)がついてます。これ、シングルハンドで使われるオープン60クラスでも採用されているらしい。

そういえば、香港のセールメーカー、ニールプライドオーナーの<HIFY>にもステップがついてました。
モーターボートのそれと同様、水切りをよくしてプレーニングしやすくしているんだと思います。
こういうの、これまでのモノハル艇のルールだと、フォローという事になって認められていなかったという事なんですかね?

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テレフォニカのバウセクション
かなりゴツイ段がついている。ファーはこういうのを「リーチングストレーキ」と呼ぶらしい


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こちら、<HITI>。香港のIRCボート。艇名の下に見える線は、イラストではなくて段になっています


一方、<プーマ>はスターンの絞りはほとんどなくて<エリクソン>と似たような感じなのですが、チャインの位置がずっと下の方にあります。強風下のリーチングで、この部分が水に浸かり効いてくるということか。「強風のリーチングが得意」とケンも言ってました。

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こちらはB&C設計の<プーマ>。チャインの位置が低い
写真が汚くてすいません。海面も汚いんですよ。汚れというより、大量の藻が流れてきちゃってて。どうにかならんのですかね、インド

以上、同じような外洋モンスターでも、それぞれ結構違うみたいです。
明日はマストの違いについて。
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by Takatsuki_K | 2009-01-23 09:36 | ボルボ・オーシャンレース
ご無沙汰しておりました。

ボルボ・オーシャンレースを追いかけて、12月のインド、コーチンに続いて、1月もシンガポールに行って来ました。

シンガポール発の第4レグはすでにスタートしており、艇団は北東モンスーンに逆らって北上しております。

北半球ですから今は真冬なのですが、赤道直下のシンガポールは常夏です。お隣のマレーシアに住むワタシなんか、今もパンツ一丁です。

で、ゴールの青島は氷点下との事。
この気温差はすごいぞ。それも強い季節風に逆らっての航海で、道中、海岸線も複雑ですし、難易度かなり高そうです。

インド&シンガポールでのストップオーバー及びインポートレースの様子は記事にまとめましたので、詳しくは2月5日発売の『KAZI3月号』をごらん頂くとして、明日から3回に分けて、ボツになった部分を一足お先にご披露していきます。

VO70のハルは? マストは? キャビンの中は?
……って、もう書いちゃったんだけど、小出しにしようかなと思って。

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まずは、こちら、プーマのチアリーダー。現地調達。(シンガポールにて)
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by Takatsuki_K | 2009-01-22 11:13 | ボルボ・オーシャンレース