ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
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天気予報聞いたら失格?

さて、ヤヤコシイことになってしまいました。

何がややこしいのか?

帆走指示書に、RRSのガイド通り、
----------------------------------------------------
無線通信
緊急の場合を除き、艇は、レース中無線通信も、すべての艇が利用できない無線通信の受信もしてはならない。またこの制限は携帯電話にも適用する。
-----------------------------------------------------
とすると、携帯電話で177の天気予報を聞くのもダメなわけですね。

ちなみに今年のパールレースでも、
-----------------------------------------------------
17 無線通信
レース中、帆走指示書に定めるロールコールを除き、無線通信を行ってはならない。またすべての艇が利用できない無線通信を受信してはならない。この制限は携帯電話にも適用する。
-----------------------------------------------------
となってます。

携帯電話も、“聞くだけ”ならいいのかと勝手に思っていたけど、携帯電話の場合、“117に電話する”のはこちらから電波を発射しているわけで。まさに通信ですもんね。

もちろん、インターネットに接続し気象庁のサイトで天気図を見るなんてのも、帆走指示書に上記のように謳ってあれば完全にダメですね。
サイトを閲覧するということは、クライアント(艇側)からサーバに対し、そのファイルを送信してくださいという要求を出すということですから。完全に通信ですな。考えてみれば。
こちらから書き込まなければいいもんだとばかり思ってました。

でも、ラジオの天気予報なんてたいしたこと言わないんですよね。
テレビの天気予報だって、昼12時前と夜7時前にNHKでやる天気予報ぐらいで、あとはもうおまけという感じのものばかり。そもそもテレビの地上波は海上ではあまりよく受信できないし。

となると、携帯電話で177の天気予報を聞くというのは、きわめて重要な情報源だったのです。
で、実際レース中に使ってました。
これ、違反だったんですね。スイマセン。

……って、今回のパールレースでも、使ってた人、多いんじゃないですか?
うっかり、
「iモードで天気予報見たらXXだったんで……」なんて、インタビューに答えたり自分のブログに書いたりするとヤヤコシイことになるのでご注意を。


海外では、国際VHFで24時間気象通報を流しているチャンネルがあるので、沿岸部での外洋レースならこれで事足りるわけ。
VHF無線機の場合、ボタンを押さないと送信しないわけですから。レース中、無線機の電源を入れておいても送信していることにはならないわけで。気象通報のチャンネルを聞くのもokですから。

しかし、携帯電話の場合、電源を入れているだけでも電波を発しているわけですから、レース中は電源を切らないと、それだけでも違反。

日本では、安全規則のSRで、国際VHFの代わりに携帯電話でも可とされていたのですっかり勘違いしていました。

さあ、ヤヤコシイ話になってきましたよ。

「レース中も携帯電話の電源は入れっぱなしにしておくこと」
と、どこか規則に明記しておかないと。
常時電源入れてないと、陸から連絡できないわけで、これじゃ安全備品としての無線機代わりにならないし。

やっぱ、NHK第2放送で天気図とるしかないのか。
それもなかなか面白いけど。天気図用紙って、まだ売ってるのかな?
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by Takatsuki_K | 2009-07-26 08:29 | ヨットレースを考える

つぶやいたら失格?

相変わらず、日本ヨット界twitter促進運動実施中。

ここで、一つ問題です。
レース中のtwitterは「外部の援助」に相当するのか?

【規則41】 外部の援助
艇は、以下を除き、外部からの援助を受けてはならない。
(a) 病気の、または負傷している乗員に対する援助。
(b) 衝突後、離れる為に相手艇の乗員から受ける援助。
(c) すべての艇が自由に得られる情報形態としての援助。
(d) 同じレースに参加している他艇など、利害のない情報源からの、求めてもいないのに与えられた情報。

今は様々な情報が氾濫しているので、上記の条文に照らしても、「何は良くて何はダメなのか?」解釈が難しいですよね。
以前『KAZI』誌で、ジュリーの方複数名にアンケートを回していただき、「外部の援助」に関する見解を聞くという記事を書いたことがありました。
当時はまだインターネットが普及しはじめた頃で、「正確な結論はまだ出せない」という結論に達したと記憶しています。

あれからかなりの時間が経ちましたが、情報の多様化はさらに進展し、今でもやはり「何が良くて何がダメなのか?」はあまりハッキリしていない、といってもいいのではないでしょうか。

たとえば、レース中、
テレビの天気予報を見る
はOKですよね? 今は携帯電話でワンセグ見ることができるんでしょ? 上記(c)にある「すべての艇が自由に得られる情報形態としての援助」ですから、ルールに抵触することなし。全然OKで異議なし。

それでは、気象情報の専門家、Bさん(仮称)が御自身のホームページに気象予報をアップしたらどうか? 
「利島付近は、この後風は右に振れ、210度前後で落ち着くでしょう」
なんてモロ当該レース向けの気象情報があったとして、それを、レース中の艇上から閲覧するのはOKか? これも、すべての艇が自由に得られる情報だからOKですよね?

じゃあ、Bさんのwebサイトが有料だったらどうか?
「有料のサイトを閲覧するのは【規則41】に違反」
という意見も出そうです。異議あり!になるかも。

でも、有料だったらダメというなら、NHKだって有料です。
「お金さえ払えば、すべての艇が自由に得られる情報」という意味ではBさんの有料サイトも同じ。NHKが料金未払いの人を大目に見ているだけの話で。

さあ、難しい話になってきた(^_^;)

じゃあ、twitterはどうか?

「すべての艇が自由に得られる情報形態」ですよね。オマケに無料ですから、NHKの天気予報より「自由に得られる」情報とも解釈できます。

但し、twitterで、
A艇「B艇さん。岸よりの風はどんなもん?」
B艇「30度12ノットくらい。波は悪い」
なんて会話になっちゃうと、やっぱり【規則41】違反かな?

でも、
参加艇の誰かが、
「波がすごく悪い。けど星が綺麗」
なんてつぶやいて、それをフォローしている誰かが読む、というなら、上記【規則41】の、
(d) 同じレースに参加している他艇など、利害のない情報源からの、求めてもいないのに与えられた情報。
だからOKじゃないですかね?


と、ややこしいので、このあたり、あらかじめ帆走指示書にキッチリ記載されていることも多くなっているようですね。

これも、
-- A -----------------------------------
レース中は、XX以外の通信を一切禁止する。
----------------------------------------
とするか、
-- B -----------------------------------
レース中、XXでの通信は禁止する。
----------------------------------------
とするかで、大きく異なります。

「A」の方は原則すべて禁止。例外だけを明記。
「B」は禁止するものだけを明記。

取り締まりの為には、「A」が楽。XX以外はすべて禁止なんだから、取り締まる側からすれば、上記のようなややこしい判断をする必要はない。

一方「B」だと、様々な通信手段が存在する現在、上記のような細かい判断を条文に照らして、その通信内容までをチェックして個々に判断しなければならなくなる。

但し、「A」では、新しい技術や新しい“何か”は発展しません。とりあえず全部禁止なんだから。
日本の外洋レースの現状を考えるなら、「B」の方が広がりが出て面白いのではないかと思うのですが、どう思います?


外洋レースの真っ最中、ハイクアウトするクルーが手にする防水携帯からのつぶやきが聞けたら。陸上にいる人、いや他艇の艇上でも、盛り上がると思うんだけどなぁ。
ヒマでしょ? ロングのハイクアウト中は(^_^;)

そうそう、レース中のtwitterが盛んになったら、携帯電話会社のスポンサーがつくかもしれないし。防水携帯の広告にピッタリじゃないですか? “いつでもどこでも”をアピールするのに、効果的じゃないですか?
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by Takatsuki_K | 2009-07-23 08:32 | ヨットレースを考える
日本ヨットレース界を盛り上げるにはどうしたらいいものか?
そこで考えたのが、twitter普及作戦
(カミさんから教わったんですけどね)

現在、微速前進から、1500回転くらいまでスロットルアップされてます。つぶやき仲間増殖中。

ここまでで感じたこと。

その1---------------------------
Aさんがつぶやく。
BさんがAさんに話しかける。
Aさん、これに返事。

だと、人数が増えてくるとゴチャゴチャになりそうですね。
あくまでも勝手につぶやき、読み流すのがいいのかな?
誰かのつぶやきに聞き耳たてるという感じ?


その2---------------------------
何をつぶやけばいいのか?
そもそも、俳句とか短歌とか、ぼそっとつぶやいてるみたいなもんですよね。
松尾芭蕉がtwitterだったら、フォローするでしょ?

近年なら、

 五七五じゃ
 なくてもい
 いじゃない
   かつを

みたいなのもあるし。
日本語文化としても、twitterは多いにアリかと。


その3---------------------------
と考えると、bulkheaderはつぶやくのが巧い。パールレースの回航途中からのつぶやき、面白かった。バルクヘッドマガジンの前身である「失業日記」だったっけ? あの頃のまったり感が出てます。

つぶやく人&聞き耳たてる人、が大きなカタマリになって面白いコミニュケーション空間ができるのかな?


その4----------------------------
自分がフォローした人のつぶやきしか画面に出てこないので、Aさんが見ている画面とBさんが見ている画面は違う。
ということをイメージしないとダメかな?
ここんところが、まだちょっとピンとこない。
人数が増えてきたらさらに。


その5----------------------------
ワタシ、今はツール・ド・フランス関連の人も何人かフォローしているので、ワタシのつぶやき画面はかなりグチャグチャです(^_^;) 

ランス・アームストロングもつぶやくの巧いなぁ、と思う。で、ランスをフォローしている人の数、なんと150万人!! ものすごい影響力です。

昨夜遅くにあったランスのつぶやきによって、「おお、来期はいよいよアスタナ→ナイキになるのかな?」なんてことが想像できる。想像に留まる程度のつぶやき方なのがこの人の巧いところ。

昨日は同じくツール・ド・フランスに出ている選手、ジョージ・ヒンカピー(選手といってもオジサンです)が、
「新しい携帯電話使ってます。すげークール」
みたいなつぶやき。
で、この人のチーム、スポンサーがこの携帯メーカーなんですよね。
で、リンク先に飛んでみると、これ確かにクールな電話機。
ホスイ、、、と思っちゃう。

で、これらが、まさにレースまっただ中のできごとだからおもしろい。
で、ツールも盛り上がる、と。
---------------------------------

てなことで、日本ヨット界twitter普及促進運動はさらに続きます。
すでに始めた方、周りのセーラーに教えてあげてください。
で、つぶやきましょう。ヨットレースは楽しいな、と。


twitterとは

登録はこちらから。無料です。


わたしは takamm です。末尾のmmはヨット愛好家の意味。
フォローしてね。ヨット愛好家と分かるようなつぶやきorツイッター名ならこちらも即フォローさせていただきます。
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by Takatsuki_K | 2009-07-22 09:32 | ヨットレースを考える

twitter促進運動

ツール・ド・フランスはいよいよアルプス山岳コースに突入。昨夜は優勝候補筆頭のアルベルト・コンタドールが大激走し、総合トップに躍り出ました。

で、うちのカミさんから、
「twitterが面白いよ。有名選手が自らつぶやいてて。twitter知らないの? 遅れてんじゃないの?」
というのですよ。

電脳研究所とか調子こいてやってたワタシですが、基本的にはオッサンなので、こういう新しい物にはうといのです。SNSとかもカミさんに教わったし。ブログも「ホームページとどう違うの?」というレベルでして。

で、さっそくtwitterに登録。カミさんの言いなりです。

ようするに、メーリングリストのお手軽版みたいなもんですかね。短いフレーズで携帯電話からでもつぶやくように気楽に送信。で、オープンな世界なので、誰でもその人を“フォロー”すればプッシュで配信されるわけ。
お手軽版というより、超拡大メーリングリストって感じかナ。

ツール・ド・フランスでは、いろんな選手、報道の人、単なるファンも含めて、みなさんつぶやいてます。その中から、聞きたい人だけ選んでつぶやきを聞く。いや、自分でつぶやいてもいいけど。
報道されない“選手達の本音”が聞けて面白い。つーか、報道もtwitterから情報を得ているのでは? とも思えるくらい。

短いフレーズでつぶやくので、携帯電話からでもOK
これ、ヨットレースにもいいなぁ、と思ったわけです。テレビでは扱って貰えないヨットレースの世界。twitterが向いているのではあるまいか。ワタクシ、ここで、日本ヨット界にtwitterを、、と、強く普及促進したいのであります。清き一票を!!!

レース中は【規則41:外部の援助】に違反するのでダメですが、レース前後につぶやき。マッチレースなんか待機時間が結構あるのでつぶやきまくってもらいたいもの。
海外遠征でのつぶやきはもちろん興味があるところですね。会場へ向かう飛行場のロビーで、その緊張感をつぶやきなんてのもイイ。
あるいは、国内のオープンレースやクラブレースなんかでも、大勢でつぶやけば盛り上がるのでは? 
「レース中のつぶやきアリ」なんて特別ルールの初島レースがあっても面白いと思いませんか?

ということで、
とりあえず、ワタクシ、始めてみました。twitter。
http://twitter.com/takamm

とはいえ、ワタシ、今はもうヨットレースに出ていないので、ワタシのつぶやき聞いてもつまらないでしょ。と思い、周りの現役連中を必死に誘っているところ。
が、「ナンスカそれ?」の反応も多くtwitter促進運動は微速前進状態であります。

ということで、当NORCで改めて信を問う。
どうです、ヨットレーサー諸君。twitterでつぶやいて、日本のヨットレース界を盛り上げようではありませんか。

twitterの説明はこちらに詳しい。

登録はこちらから。無料です。

PCからできますが、携帯電話からも可能。
ワタシはNOKIAなので、Gravityというクライアントアプリ使ってますが、老眼でさえなければすごく快適です。
ワタシは老眼ですが。

日本の携帯電話からどうやるのかは、、知らない。
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by Takatsuki_K | 2009-07-20 11:33 | ヨットレースを考える
さてそれでは、<エオラス>の今回の航海がどんなものになるのか?
ワタシも大西洋は走ったことがないので、この前も例に出した『World Cruising Routes』(Jimmy cornell著)で、ちょいと調べてみました。

時期的には6月~8月がベスト。
でも「寒くジメジメしていて霧が濃い」んだそうな。

ニューヨークは北緯40度。目的地のフランス、ルアーブルは北緯50度ですから。そりゃ夏でも寒そうだ。
北海道、稚内でも北緯45度ですからね。

昨日の天気図と重ねたのが下図。
f0171353_9443264.jpg

左の青丸がニューヨーク。右の青丸がルアーブル。

距離的にはまっすぐ向かえばOK。これで風向も海流も後ろからということになるそうです。

ちなみに、96時間後の予想天気図を重ねたのが下図。
f0171353_945868.jpg

まあだいたいこんな感じの気圧配置になるってことでしょうね。
これ、矢羽根1本が10ノットだと思うので、40~45ノットの西風。

このサイズのヨットだと、40ノットの追い風でも、コンパニオンウエイの刺し板入れとかないと波が打ち込むんじゃないでしょうか?

別の予想図見ると50ノット以上吹くこともわりと普通みたいです。

と、この航路、けして家族旅行のノリじゃなさそうですね。

先の太平洋では、日本にいる馬場さんの気象解析による見事なコース指示であの難しい海域を最適コースで乗り切ったわけで、今回はどんな指示が出るのか。
このあたりがワタシらにとっては一番の感心でもあります。
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by Takatsuki_K | 2009-07-16 09:47 | 外洋航海
走って北米大陸を横断していたタレントの間寛平さん。
ワタシ自身はマラソンにはあまり興味がないせいか、走りの部分はほとんど見ていませんでしたが、大西洋横断は面白そうだぞ。
<エオラス号>いよいよ出港しました。

こちらが公式ホームページ。
また楽しみが増えましたネ。


このところ、スポンサーがついた“プロの冒険”といいますか“冒険興業”といいますか、そういうの結構ありますが、キモはやっぱり情報発信能力ですかね。

その点、<エオラス>スキッパー氏はすごい。
ほんと。
ワタシ、お目にかかったことはないのですが。一人で船を操り、食事も作り、修理もし、テレビ中継もあるんでしょ。で、毎日ブログの更新。
ワタシにやれと言われても無理。断ります。


さて、我々陸の上から楽しむにはどうするか?
NOAAの海上気象情報
なんていかがです?

それぞれクリックすると拡大します。

天気図を見ると、うーむ。
正直いって、夏の大西洋横断なんて、家族旅行のレベルじゃん、なんて思ってたけど、結構大変かも。

御安航を祈る!!
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by Takatsuki_K | 2009-07-15 15:45 | 外洋航海
6/29~7/5にかけて行われたWMRTの第5戦 Match Cup Swadenは、ピーター・ギルモアが優勝。

累積ポイントでの年間総合では、今のところマシュー・リシャールが68ポイントでトップですが、ツアーは第9戦までのうち、5試合分の合計ポイント+モンスーンカップの成績ですからまだまだこの総合順位というのはなんともいえません。

ここまで5戦全部に出ているのが、6人。で、4戦に出て総合3位というギルモアさん、久々の登場でこの成績は、さすがです。

  ※   ※   ※

今ちょうど自転車のツール・ド・フランスやっているのですが、こちらも一度引退したランス・アームストロングが復帰し、しかも現在総合3位。

うーむ、なんかギルモアと被るものがあるなぁ。

おまけに今年のツールは13年ぶりに2人の日本人選手が出場しています。
マッチの方も、早福、谷地という2人の日本人選手が出場。
で、自転車の方もヨットの方も、この日本人選手がまた堂々とした活躍で、これまたなんか被るなぁ。

但し、メディアの扱いに関しては、ツール・ド・フランスの圧勝。
日本の「J SPORTS」の中継は面白いです。ワタシはマレーシアで「Eurosport」ってチャンネルで見ているのですが、この解説者は分かってない。ダメ。
ああ、「J SPORTS」が見たい。

自転車のロードレースとヨットのインショアレースは、なんか似たようなところがあります。
ダラダラと長時間試合が続き、かといって、いつ誰が勝負を仕掛けるのか分からないから目が離せない。ダラダラした中にも、妙にスリリングな時間が続きます。
マラソンや駅伝と似てるかな。
だからダイジェストじゃ面白みは半減。生中継じゃないと。

そんな実況及び解説を、「J SPORTS」のスタッフは見事にこなしています。
ヨットの実況中継を考えている関係者の方、「J SPORTS」のツール・ド・フランス、必見です。ヒントになります。

ちなみに、webサイトも面白い。
特にイラストレポートが絶妙です。
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by Takatsuki_K | 2009-07-13 18:31 | マッチレースもあるでよ

ルールは難しいっス

今更ですが、ワタクシ、KAZI誌に『レーシングタクティクス虎の巻』を連載しています。ここを読んでくれている方には、基本的なことばかりでつまらないかもしれませんが。

8月号はルールの話。このブログでもルールの話が出てきたので、ここでちょっと訂正です。

2009年2月号に掲載した第5話。「ミート、作戦遂行」の中で、114頁のイラスト内のキャプション、間違ってました。
イラスト黄色の部分、
「この間、ポートタックでもスターボードタックでもない」
と書いてしまったのは大間違い。
風位を越えたらスターボードタックになります。
すいません。間違ってました。(反省中)
f0171353_19281274.jpg

これ、この部分がなんかスカスカだったので、最後の最後にワタシが書き加えてしまったもので、監修してもらっている高木さんには責任はありません。


そもそも、[1993-1996]のルールまでは、「タックの状態:on a tack」という定義があり、ここで、
「タッキング中でも、ジャイビング中でもないヨットは、タックの状態にあるという」
となってました。つまり、この頃のルールでは、イラストの黄色の部分はポートタックでもスターボードタックでもなく、また、「タッキング」という言葉も、[1993-1996]のルールまでは、
「ヨットが、風向に面する点を超えた瞬間から、クローズホールドのコースにベア・アウェイするまで、ヨットはタッキング中であるという」
と、定義されていました。

そして、【規則41.1】で、
「タッキング中又はジャイビング中のヨットは、タックの状態にあるヨットを避けなければならない」
となっていました。


ご存じのように、競技規則は4年に一度改訂されます。
[1993-1996]ルールから[1997-2000]への改訂で、章立てからなにから大改訂され、現行ルールの土台ができ、以降の改定は小改定という感じ。

[1993-1996]が、バージョン1.XXなら、
[1997-2000]が、バージョン2.00。
って感じの大改訂になったわけです。
となると、
新ルールの[2009-2012]は、バージョン2.03って感じでしょうか。
いや、今回の改正では、「マークルーム」等の新しい定義が増えているので、
バージョン2.10といってもいいのかな?

[1993-1996] Ver. 1.XX
[1997-2000] Ver. 2.00
[2001-2004] Ver. 2.01
[2005-2008] Ver. 2.02
[2009-2012] Ver. 2.10
かな? 勝手に命名。

Ver.2.00以降、「タックの状態」という概念は無くなり、ヨットは常にスターボードタックかポートタックのどちらかの状態にあり、規則13で、
「艇は、風位を越えた後クローズホールドのコースになるまでは、他艇を避けていなければならない。この間、規則10、11及び規則12は適用しない(以下略)」
となり、「タッキング」という定義も無くなってます。

ま、言葉の使い方の問題で、記事に書いたように、タッキング中は他艇を避けていなければならない事には代わりありません。
(この部分、必死に言い訳中)

規則13にしても、原文でのタイトル「Wile Tacking」を、
Ver.2.00 タッキング中
Ver.2.01 タックしている間
Ver.2.02 タックしている間
Ver.2.10 タッキング中
と日本語訳は微妙に変遷しています。

この間、どういう事が話し合われ、どう言う理由でこう訳すことにしたのか。
日本語版の出版はかなりの苦労があると思うので、そこらの悩みを知りたいところですね。

ちなみに、
Ver.1.XXまでは、タイトルも『International Yacht Racing Rules』(国際ヨット競技規則)となっていて、IYRUが発行。
Ver.2.00からは、『The Racing Rules of Sailing』(国際セーリング競技規則)となり、
また、Ver.2.01からは日本語版の発行が(財)日本ヨット協会から、(財)日本セーリング連盟になり、版が大きくなってます。


正直いって、ワタシはルールには弱く、難しいことになるとわかりません。こういう場でどなたか詳しい方にアドバイスをいただけるとありがたいです。

みなさんも、疑問に思っていること、聞きたいことって結構あるでしょ?
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by Takatsuki_K | 2009-07-03 19:31 | マッチレースもあるでよ