ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
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Twitterをどう使うか?

ニューポートで行われていたNYYCインビテーショナルカップ。JSAFチームは3位入賞を果たしました。

で、昨夜、帰宅。米国東海岸は遠いです。ふー。

いつもそうなんですけど、この手のレガッタって、前後が長いんですよね。今回も、9月8日にマレーシアを出て、帰ってきたのが22日。全部で2週間家を空けていたのですが、レースはたったの4日間。大会が始まるとあっという間に終わってしまいます。
いや、その4日間に全11レースと、たいそうコッテリしていましたが。
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レース期間中、Twitterでつぶやいてみて、感じたことをいくつか。

 1 ----------------------
やっぱり携帯電話から電話回線を使ってつぶやく必要がありますね。

そう思って、ニューヨークの飛行場に着いて、あちらのSIMカード買おうと思ったんだけど、最低40ドルというので止めました。ケチですいません。
でも、2週間の滞在で、電話/通信代が4千円近いってのは高すぎ。
現地SIMが無くても国際ローミングでの通話は可能なのですが、データ通信はできないもよう。結局、wifi接続できる所のみでのつぶやきとなりました。

海外遠征からのTwitterはここらが問題か。
ソフトバンクのiPhoneだと、国際ローミングでもそのままデータ通信できる模様。通信費はいくらかかるのか知らないけど。


 2 -----------------------
また、140文字というTwitterの制限からすると、詳しい事は書けない。よって、自分が感じていることをボソっとつぶやく感じ。まあそれがTwitterのいいところなんだろうけど。

となると、一人が何度もつぶやくよりも、多くの人がそれぞれ自分の立場でつぶやくというのが、良い使い方なのかな?
と感じました。つぶやく人が多ければ多いほどよい、と。

ホンちゃんと、ケンイチにはTwitterを強く勧めておいたので、つぶやき促進活動的には一歩前進


さて、そのレースの模様は、、、

各艇にはGPSと発信機のユニットが取り付けられ、Kattackで全艇の航跡がライブ配信されていました。
時差の関係で日本では夜中になるにもかかわらず、見ていた方はいるもよう。で、Twitterでフォローするという流れ。
応援ありがとうございます。

で、我々は桟橋から上がると、大きなテントがあって中にある大画面テレビにこの航跡が映し出されます。
栄一郎、ケンイチの解説を聞きながら、この航跡を見ると大変面白いです。
そういう解説記事があってもいいのになぁ。

さて、優勝したNYYC艇はどうして強かったのか? かなり難しい海面だったと思うのですが、スタートに失敗しても確実に上位まではい上がってくるNYYC。
タクティシャンとして乗り込んだケン・リードが引くコースは基本に忠実で、常に集団を意識したもの。ケンイチが画面を見ながら、「ここで返しますよ、絶対」というと、確かにそこで返す。

ふーむ。

で、表彰式の会場で、オメデトウを伝える際にケンにそのことを話してみました。
すると、
「Stay in the middle」を心がけていた、と、やはりケンイチの読み通りの答えが、
で、
「僕は頭悪いからね。シンプルにしかできないのさ」
と、ジョークで返してくるところもさすが。
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今回はレース展開はさてより、ヨットクラブのありかたについて、深く考えさせられるものがありました。
以下、、、現在原稿執筆中。

11/5発売のKAZI 12月号をお待ち下さい。
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by Takatsuki_K | 2009-09-23 12:55 | ヨットレースを考える

日本のヨットクラブ

NYYCが主催する「Invitational Cup」について書き始めたら、ヨットクラブとはなんなのか? というところに行き当たりました。
それも、日本におけるヨットクラブとは? という部分に。


そもそも、日本外洋帆走協会(NORC)自体、ヨットクラブなのか協会なのか、判然としないところありましたよね。
当時はワタシ、あまり意識もしていませんでしたが。

日本にも、かなり前から全国各地にヨットクラブはあったのですが、係留料を徴収する為の管理組合みたいなところが多かったんじゃないでしょうか。

一方、NORCは大きな組織でしたが、クラブハウスがあるわけでもなく、やっぱり欧米的ないわゆる“ヨットクラブ”とはだいぶ違う。
で、協会的な部分が強かったわけだけれど、とはいえ、全国のヨットクラブを統括していたわけでもない。「日本」と名前はついていても、やっぱりちょっと変わったヨットクラブの一つだったと考えてもいいんじゃないですかね?

英国のRORCも、「principal organizer of offshore yacht races in UK」と紹介されています。
他のいわゆる「ヨットクラブ」とはちょっと違う性格を持つ団体のようで、NORCもそんな感じ、とみてもよいのでは?
ああ、RORCと比べちゃ、ちょっとズーズーしいか?
RORCでは国際的なレーティングルールを所管していますし、『Seahorse magazine』って見たことありますよね。RORCで発行している会報、、、というかヨット雑誌です。その内容を見ると、RORCはもう別格という感じがします。
今回のレガッタには、そのRORCの元コモドアがスキッパー、現コモドアがトリマーとして乗艇。と、まあそんなレガッタのようです、「Invitational Cup」は。

エントリーリストを見ると、ドイツの「Norddeutscher Regatta Verein」も、「Verein」は「Association」という意味だそうで、あえて「Club」ではなく「Verein」と名乗っているなんて書いてあります。

こういうのを見ると、NORC的なクラブ(ヨット協会的なクラブ)というのも、アリ、ってことなのかもしれません。

アリなんですが、
ここで、問題なのは、JYAとの統合に際して。

JYA(日本ヨット協会)の方は、各都道府県連を統括しヨット競技を全国的に取り仕切る組織になっています。
とはいえ、JYAはディンギーしか扱っておらず、NORCはJYAの傘下に入っていたわけではない。日本国内でのヨット競技は、ディンギーとクルーザーの二つに大きく分かれていた。

JYAがディンギーしか扱っていなかったのは、全国を回った国体のおかげで全国組織が構築され、学生種目&国体種目とそれに続くオリンピック種目としてのヨット競技を統括していたからということでしょうか。
あるいは、文部省と運輸省という縦割り行政の弊害というのもあったのでしょうか。
まあ、いまさらそんなこと嘆いてもしょうがありません。

で、1999年に、JYAとNORCはJSAFとして統合したわけですが、ディンギー系はJYAがそのまま引き連れて来たとしても、NORCは全国の外洋ヨットやヨットクラブを統括していたわけでは無かったというところが、統合後の問題点として今に引きずっているのではないかと思うのです。

先に書いたように、NORCに協会的な要素はあったとしても、ちょっと変則的なクラブの一つに過ぎなかった。日本中の外洋ヨットやヨットクラブを所管する組織にはなっていなかった。
なのに、NORCだけがJYAと対等合併してしまった。したがってその時、日本中にあるその他の外洋ヨットやヨットクラブはそっちのけになってしまった。

かつて取材で地方のヨットシーンをいろいろ回りましたが、NORCとはまったく関係なく活動してきた小さなヨットクラブがいっぱいあります。
「XX外洋帆走協会」なんて名乗っているところも多いのです。
そういう、あまたのヨットクラブがヨットクラブ単位でJSAFに加盟するというのが、目指すべき姿のはずなのに。NORCに関係しない地方のヨットクラブや外洋ヨットは、JSAF統合時に取り残されてしまった、と考えてもいいんじゃなかろうか。

JSAF統合時にどのような障害があってそれをどうやって解決していったのかは全く知らないのに勝手なこと書いて申し訳ありませんが、現状から推察するとそんな問題点が見えてきます。
(この項、まだ続きます)

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JSAF内でもこのあたりは問題視しているようで、解決に向けて、今年度から外洋系と呼ばれる部門が大きく組織替えされたようです。
新たに就任した植松副会長とは、古くから親しくしていただいている間柄です。来週からしばらく一緒にいることになるので、いろいろお話を伺えると思います。

また、何か副会長に進言したいことがあったら、なんなりと、ここに書き込んでください。ワタシから話しておきます。どうも、ここ読んでくれてないみたいで。
(^_^;)
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by Takatsuki_K | 2009-09-06 10:59 | ヨットレースを考える
日本のヨット界を盛り上げるべく始めたつぶやき作戦も……うーむ、ちょっと停滞気味だなぁ。もっと参加者が増えないと。

さて、9月15日から、ニューヨーク・ヨット・クラブ(NYYC)主催による、「Invitational Cup」が開催されます。
場所は、かつてのアメリカズカップの聖地、ニューポート。
スワン42を用いたワンデザインのフリートレースで、14ヶ国、19チームが覇を競います。
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写真は使用されるNYYCクラブスワン42

とはいえ、これ、単なるスワン42クラスの世界選手権ではありません。
米国一の名門と自他共に認めるNYYCから各国の有力ヨットクラブに招待状が届き、招待を受けたクラブは名誉に賭けて強力チームを派遣するという設定です。

そもそも、ヨット遊びの本家はヨーロッパであり、米国なんてのは後からできた新興国にすぎなかったわけで。しかし、その新興国アメリカがアッサリと奪い取っていったのが、アメリカズカップなわけですよね。その後、ヨーロッパの大富豪がカップの奪還を目指すも歯が立たず。そこから数々の伝説が生まれ伝統がはぐくまれた。

ところが、そんなアメリカズカップは現在、ご存じのようにグダグダの状態で。お金はとんでもなくかかっているようではありますが、なんだかすっかり安っぽくなってしまった感じはしませんか?

どうやら、本家カップ保持者のNYYCとしては、カップの奪還にはすっかり興味が失せているようにも見える昨今です。が、ここで、ヨットクラブとはどうあるべきか、ヨットクラブの真価を問う、ヨットクラブとヨットクラブの対決、を仕掛け新しい伝説や伝統を造りたい、という気迫が感じられるイベントではありますまいか。

使用艇がスワン42というだけの話であって、これはヨットクラブとヨットクラブの対決なのです。艇のコンディションは一定に保たれ、ヘルムスマンもアマチュア限定。アマチュアといっても、ヨットのうまい大富豪とか王様なんてのがゴロゴロいるわけで、それがヨットクラブの誇りなのであって、、と、こりゃたいそう面白い事になりそうです。

参加チームは以下の通り
Bow#--BoatName--Yacht Club--Country
01 The Cat Came Back--Royal Ocean Racing Club--UK
02 Mutiny--Yacht Club Italiano--Italy
03 Bandit--Royal St. George Yacht Club--Ireland
04 Downhill Express--Japan Sailing Federation--Japan
05 Orbit--Norddeutscher Regatta Verein--Germany
06 Mustang--Royal Thames Yacht Club--UK
07 Celeritas--Royal New Zealand Yacht Squadron-New Zealand
08 Blazer--Royal Cork Yacht Club--Ireland
09 Hoss--Yacht Club de France--France
10 Apparition--Royal Yacht Squadron--UK
11 Better Than…-Nylandska Jaktklubben--Finland
12 Conspiracy--Royal Danish Yacht Club--Denmark
13 Barleycorn--Yacht Club Costa Smeralda--Italy
14 Impetuous--Royal Hong Kong Yacht Club--China
15 Quintessence--Real Club Nautico de Barcelona--Spain
16 Tiburon--Royal Bermuda Yacht Club--Bermuda
17 Daring--Royal Canadian Yacht Club--Canada
18 Interlodge--St. Francis Yacht Club--USA
19 Arethusa--New York Yacht Club--USA

日本からは、JSAF代表として、<スレッド>の大倉オーナーがヘルムスマンとして参戦します。
オーナーヘルムでジャパンカップ3勝。激戦のファー40クラス北米選手権優勝の大倉ヘルムなら、誰しも文句は無いところ。割り当てられた艇が<Downhill Express>というのですから、スレッド(ソリ)にはピッタリ。

チームリーダーには、JSAFの植松眞副会長。この方、NYYCの会員でもあります。
タクティシャンには、シドニー五輪470級日本代表の浜崎栄一郎。
以下、本田敏郎、小川 正宏、中村健一ら<スレッド>チームに、西川松吉、吉田学ら<エスメ>チームも合流。顔ぶれからして、かなり強力なチーム編成です。
現在、植松副会長所有のスワン42<エスメラルダ>でトレーニング中。
大倉オーナーは関西ヨットクラブ所属ですが、ご自宅は東京にあり、<エスメ>の植松オーナーとは意外やしょっちゅう飲みに行く仲。チームワークも抜かりなし、、、か。

不肖、ワタクシも行くことになりました。
つぶやき係なのかな。
いえいえ、ここでさらにつぶやき作戦を展開し、ジャパンカップに繋げなければ。

って、米国の通信事情(携帯電話事情)ってどうなっているんだろう?
詳しい方、いらっしゃいます?
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by Takatsuki_K | 2009-09-01 15:27 | ヨットレースを考える