ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
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<   2011年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ブロック……ねぇ

『KAZI』誌に連載中の「ヨット百科」、4月5日発売の5月号のテーマは「ブロック」。滑車ですな。
普通の生活ではまず使うことはないけど、ヨットの上にはゴロゴロしているものの一つ。

「動滑車を使えば力は1/2ですむ」というのは、小学校で習ったと思うが……と書こうと思い、いや待てよ、中学校で習うんだっけ? そもそも、なんで1/2の力で済むのか、考えてみれば不思議。小学生にどうやって教えるんだろう。やっぱ中学かなぁ。
と、調べてみたけど、出てこない。

どうやら、ゆとり教育のときに省かれたもよう。
確かに実用的な知識ではないわりに理屈は難しく、小学生に教えてもしょうがないか。
ゆとり教育の見直しで最近復活したみたいなんだけど、それじゃどういう理屈で教えるのかは結局出てなかった。
池上さんならどうやって説明するかなぁ、などと考えながら書いてみました。今、改めて考える、ブロックのあれこれ。

動滑車1つで力は1/2だけど、じゃあ↓これだとどうか?
f0171353_17534083.jpg

なんてね。
ヨットの上ではあまりこういうケースは少ないけど、メインシートの2スピードシステムなんかはこれの応用になりますね。

KAZI5月号は4月5日発売です。
立ち読みで済まそうとしているそこのアナタ。お願いです、買って下さい。
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by Takatsuki_K | 2011-03-29 17:54 | 個人的な話
避難所の掲示板には、大量の安否情報が張り出されている。ところがこれはすべて手書き。中にはチラシの切れっ端に書かれたような物もあり、それがまた各地の避難所に分散されている。

そこで、各避難所の掲示板を写真撮影し、ネットで転送。手分けして画像からテキストファイルに起こすという作業が行われた。

テキストファイルになった名簿なら、検索しやすい。このおかげで、探していた家族の居場所が判明した。
……というニュースを昨夜のNHKでやっていた。

その時テレビ画面に映し出された名前こそが、まさにうちのカミさんが入力したものだという。変わった名前だからよく覚えている、間違いない、良かった、役に立てたんだ、うれしー。……という。
報じたNHKも、まさかマレーシアに住んでいる日本人がこのデータを打ち込んだとは想像できなかっただろうなぁ。

いやこれ、簡単にいうけど、何十万人分ものデータを、一度も顔を合わせた事もない、いや今後も顔を合わせる事はないボランティアの人達が、それぞれ自宅のデスクの上から手分けして扱う作業なわけで、全体をコントロールしている人もすごいなぁと思うけど、入力作業にあたる人も並の情報処理能力ではかえって足手まといになる。
ワタシはの情報処理能力は「並」なので、出しゃばらずに後方支援として、昼食作ったりすることに。

と、ここで、やはりこちらに住むリタイア老人(つってもワタシより気は若い70才)が、そんじゃワシも協力を……ということになり、これがまた、判読不明の難しい崩し字を読むという、年寄りならではの特殊能力を発揮。さすがです。


亡くなった方はもう戻っては来ないけど、日本の社会は被災した人達を見捨てる事は決してない。復興は時間の問題だろうと思うのですが……やっぱり問題は原発事故。

福島第一原発の所長という人はどうなってるんですかね? 現地で粉骨砕身しているんだろうけど、報道からは一度もその顔が見えてこない。

あれだけの大きなプラントなのですから、船でいえば船長にあたる人が必要なはず。
大きな権限と責任を持った、船の長。
それはやっぱり、発電所の所長でしょ。
船長のいない船が危機に直面したらどうなるのか。周りからいろんな人が出てきて、あーでもないこーでもないと口出ししても、決断し、命ずるのは船長なんじゃないんですか?

いや、仮に船は遭難し、救助隊にすべてを委ねる状況になったとしても、救助にあたる巡視船にはやっぱり大きな権限と責任を持った船長がいるわけで。

これ、今、誰が船長なんですか?
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by Takatsuki_K | 2011-03-22 10:11 | 個人的な話
3月11日、書斎のPCで巨大地震があったことを知る。
むむむっと思い、居間に降りてテレビをつけた。
ご承知のように、ワタシ、マレーシアに住んでおりますが、NHKの国際放送を見ることができるのです。

NHKでは地震速報となっており、津波警報が発令されたという。
すでに50センチの津波が観測されたとアナウンサーは言っているが、画面に映る釜石港の映像は平穏。
「50センチ位で、大げさだよなぁ。いつもこうなんだよなぁ」
等と思いつつ画面を見ていると、徐々に水位は上がっていった。岸壁を沖側から写した画像だが、ジワジワと水位は上がりやがて岸壁床面を超える。

そういや、その前の週だったか、三陸一帯に小規模の津波があり、50センチの津波をバカにしてはいけないと、実験映像を流していた。膝くらいの高さの津波でも、足をとられて転んでしまう。

岸壁を覆う海水に、
「この程度でも、結構ヤバイんだろうねぇ」
などとカミさんと話していると、海面はさらにみるみる上昇し、あっという間に魚市場だろうか、岸壁沿いにある建物の天井まで達してしまった。トラックも屋根だけ見せて流されている。
スタジオのアナウンサーもあっけにとられているようで、あまり声が出ない。

手元の携帯電話でツイッターを見ると、関東近郊も大きく揺れたようで、界隈の友人達は「すごい揺れだった」「まだ揺れてる」などとつぶやいている。そして停電になったもよう。

なんで? 東京でも揺れるわけ?

テレビのカメラは陸側からの画像に切り替わる。最初の画面では単に水位が徐々に上がっていくという感じだったが、陸側から見るとまさに津波。波が押し寄せていくという感じ。
これはもう、とんでもない大津波。かつて見たこともないような。これぞまさに大津波だ。それをまさにLIVEカメラで見ていることになる。

おっと、こりゃ湘南、三浦方面も危ないぞ。
と、ツイッターを見ると、相模湾方面の友人達はみな停電で困っているようだ。とりあえず揺れは納まり、津波の避難なんて頭に無い感じ。

一方テレビで写されてる三陸方面は、もうホントにすごいことに。
高い堤防を乗り越えた波がその陸側低い部分にある道路に流れ込む。
最初の車は、水を跳ね上げながら無事通過。次の車がさしかかる頃にはもうボディーギリギリ。なんとか走り抜ける。おっと、さらに車がやってくる。「ダメー。行っちゃダメー」と思わず叫んでしまう。
津波警報は出ているはずだけど、車に乗っていてラジオでも聞いてなけりゃ分からないんだろうなぁ。必死で逃げている人もいるんだろうけど、何も知らずにノンビリ走っているようにも見えてしまう。

かたや、橋の上で立ち往生している大型トラック。運転席でも危険を感じたのか、運転手は屋根の上に逃げている。
まさに命からがらの光景が、ここでもあそこでも、映し出されている。

それに引き替え、相模湾の友人達は停電対応で精一杯の様子。テレビに映っている光景とは、トンチンカンな反応を示していた。
そうか、携帯電話は使えても、テレビは見られないのか。

ワタシも長く葉山の海岸沿いに住んでいた。
何度か津波警報があったけど、散々大騒ぎしたあげく、「5センチの津波が観測されました」等とドヤ顔されることばかりだったので、結局、真に受けて避難したことなど一度もない。
……なんてことを思い出した。そうか、あの状態なのか?

停電でも防災無線は生きているはずなので、津波警報が発令されていることは分かっていると思うんだけど、またか、大げさな」って感じに受け取られていても不思議ではない。

ところがこちらマレーシアでは、テレビでこのとんでもない映像を見ているわけ。これはもう、今までの「津波警報」とは桁が違う。とにかく避難するしか無いって。ほんと。悪いこと言わないから、逃げて~。

とツイッターで警報を出したんだけど……誰も避難した気配無し。

結局、相模湾~三浦半島にかけて、被害を受けるような津波は来なかったわけで、今回も狼が出たぞ状態ってことになっちゃうのか。
次に津波警報が発令された時も反応は同じなのかな? 同じだろうなぁ。

今この瞬間に次の地震が起きて、次の津波が来ても不思議はないんだけど。

ワタシならどうするかって? うーん、やっぱり自分の目で海が盛り上がっているところを見ないとナットクしないかもなぁ。
いつでも逃げられる所で様子を見るとか。いや、それが避難ってことか?

海の近くにいることが多い我々。考えさせられます。
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by Takatsuki_K | 2011-03-15 19:43 | 個人的な話
日本のみなさんには、すでに『KAZI 4月号』は届いていると思いますが、ワタシんとこはまだなんで、後段出てくるはずのJSAFの見解部分を読んでいないんですけど、どんどん書き進めます。
先週の続きで、「セーフティーハーネスを考える」。

前回はソフト編。つまり、セーフティーハーネスはどう使うかから書き始めたわけですが、話はハード面に。つまり、どんなハーネスがいいのか? に至りました。

ソフト面も軽々に結論が出るような話ではないのですが、ハード面もしかり。
KAZIの記事では、
「ハーネスそのものの品質は、EN1095(ISO12401)という規格が定められているので、それに合致した製品であれば、機能的には問題無いと思われる。」
と簡単に流してあります。詳しくは別に誰かが書いてくれるだろうな、と思って。

そして今回、まずは、古い自作ハーネスのテーザーの写真を見て「そんなのすぐに切れちゃうんじゃないの?」という指摘があり、確かに……と思い調べてみたわけ。強度的には持つのかどうか。
まずは、ISO12401ではセーフティーラインとフックに求められる強度はどのくらいになっているのか調べてみたのですが、有料みたいなので断念。8千円くらいなんですけど、ケチですいません。

それではと山登り用のカラビナを見てみると、破断強度24~25kN(約2,500kg)となってます。
自作ハーネスのラインは10mmのダクロンなので破断強度は1500kgくらい。安っぽいナスカンはステンレスの8mm径なので、こちらも破断強度は1500kgくらいか。十分ではないけど、なんとか使えるレベルか。

で、話はハーネス側との接続に。
記事にも書いたように、船側の接続部が水没した場合、ハーネスラインは逆に体を水中に引きずり込む役割を担ってしなうわけで、ハーネス側からセーフティーラインを切り離せないとヤバイことに。

ハーネス側もフックになっていれば外すことが可能ですが、強いテンションがかかった状態ではたしてスムースに切り離しできるのか?
ハーネス側がカウヒッチなどで結びつけられているものだと取り外すのは無理。で、この場合はカッターを持つこと。これも、普通のナイフだと膨張式のライフジャケットに穴をあけてしまう危険があるため、専用のカッターが必須である……と。

ここで、ハーネス側がクイックリリースのシャックルになっている製品もあったが、ウエストマリンの物はリコールされたという情報が入りました。
他にも、ハーネス側がクイックリリースになっている製品は無いのかな? ちゃんと調べていません。


と、このあたり、先週のここの記事を書いた後、皆さんから寄せられたコメントをまとめたもの。

セーフティーハーネスについて考える場合、
ハードウエア側は、
○ セーフティー・ハーネス本体
○ テーザー(セーフティー・ライン)
○ ヨット側のクリッピング・ポイント
の3つに分けられます。

ここまではテーザーに関しての話。
セーフティーハーネス本体に関しては、ライフジャケット兼用か否かで話が変わってきて、膨張式のライフジャケットの普及に伴い、セーフティーハーネスのみの商品は少なくなっているのかも。旧来型のライフジャケットだとその上からセーフティーハーネスを装着するという使い方ができるけど、膨張式だと難しいから。

で、いただいたコメントで膨張式ライフジャケットの欠点として、ハイクアウトから抜けるときにライフジャケットが引っかかるという点が挙げられました。確かに、襟の部分がヒラヒラしているから、そこがライフラインの上段に引っかかる。マニュアルのタブを引っかけて誤膨張してしまうことだってあるかもしれない。
タックの際にハイクアウトから抜けるのが遅れると、あるいはワイルドタックしたときに、そのまま風下に体が残ってしまい、そこでライフジャケットが自動膨張してしまうと余計ライフラインに引っかかってしまって抜けられなくなり危険であった。
という報告が寄せられました。
確かに、考えられるケースです。
膨張式のライフジャケットが出回るようになってまだあまり年数が経っておらず、装着率は増えたものの、実際落水した人は極めて少数。ホントに開くの? 自動膨張式とマニュアルとどっちがいいの? 実際漂流してどのくらい保つもんなの? 等々、????は多いですよね。

逆に、セーフティーハーネスとして体を支える場合を考えると、旧来型のライフジャケットにセーフティーベルトが仕込まれたタイプも体へ当たりが柔らかくなるという意味ではメリットあるのかなぁと、ここにきて感じました。

膨張式ライフジャケット内蔵のタイプだと、今回、コメントで寄せられて評判が良い商品がこちら。
spinlock社のDeckVestシリーズ。

動画もいろいろ出てます。

これだと確かにライフジャケット部がコンパクトで体にフィットしていてよさげ。股ベルトも付いているし。

詳しいインプレッション記事があってもいいですよね。

そうそう、ライフジャケットに関しては、ISO12402-3で定めてあるようなので、こちらも合わせて詳しく取り上げてみたいですね。


以上、ここまで、ゆうさん、蒲郡みかんさん、umihikoさん。コメントありがとうございます。
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by Takatsuki_K | 2011-03-08 16:55 | 外洋航海
3月5日発売の『KAZI』4月号はセーフティーハーネスのミニ特集。
自分でも記事書いているんですけど、ちょっと書き足りなかったのでこちらに補足を書いておきます。

まず、
ハーネスはいつ身に付ければいいのか?
「恐いと感じるかどうか?」は判断基準ではないように思う。
じゃ、どういう基準で身に付けるのか? といわれるとよく分かりません。専門的に研究してるわけではないので。落水したことないし。
でも、ここんところが一番重要なんじゃなかろうかとも思い。じゃ、自分ではどうしていたかというご報告を……。

レース中
インショアのブイ周りレースではハーネスは付けませんよね。最近はライフジャケット着用が最初から義務づけられているケースも多くなっているようですけど。ブイ周りのレースでは、どんなに吹いていてもハーネスはまずつけない。つける必要はないと主張しているんじゃないですよ。自分はつけていないという意味。

じゃ、ロングレースではどうか?
スタートして安定して走り始め、次第に周りのレース艇も少なくなり、日が陰ってきたあたりがハーネスタイムって感じですか。

2000年のケンウッドカップ、最後のオフショアであるモロカイレースでは、スタート後長い真上りのレグが夜通し続きます。もちろん全員ハイクアウト。貿易風のビュービュー吹き。
日が暮れるちょっと前に、隣にいたジョーイ・アレンがすっとハイクアウトから抜け下に降り、全員の分のハーネス持って出てきて配って回りました。
ジョーイ・アレンといえば、ニュージーランドの伝説のバウマンで、この頃はもう最年長クルーだったけど、アメリカズカップもとり、ウイットブレット世界一周レースでも優勝している大ベテランです。それがハーネスつけろと全員に渡すわけ。
このときのスキッパーはケン・リード。今でこそボルボ・オーシャンレースの大スキッパーとなったわけだけれど、この頃はまだ往年のJ24チャンピオンという感じで、オフショアレースにおけるこのての配慮ってものはみじんもなく、「一晩程度のレースならインショアレースのテンションのまま走りきるけんね」という雰囲気でした。
そこでは、誰か「ハーネス付けるぞ」と言い出す係が必要なわけ。このときのチームでそれができるのが、ジョーイだったのです。

ご存じのように、〈エスメ〉チームは国外と国内でメンツが大きく異なります。日本国内のレースでは、ワタシがこの役を担当していたわけですが、同じようなタイミングでハーネス付けるようになってました。別に、「スタート前からハーネスを着ける必要はない」と言っているんじゃないですよ。ワタシらはこうしていたというだけの話。

一旦ハーネスと付けると、おもしろいもので、翌日の昼間もだいたいハーネスは付けっぱなし。必ずテーザーのフックをかけているとは限りませんが、ハーネスさえ身に付けておけば、あとはいつでもフックをかければいいわけだから。

要は、誰かが言い出さないとならないということですな。
じゃ誰が言い出すのか、ということですな。

昨年マレーシアで行われたラジャムダ・レガッタもオーバーナイトのレースなわけですが、これがまた初めて顔を合わせるメンバーばかりで、こういうときが問題です。
レース前、オーナーに「艇のハーネス使えるのか?」と聞いたら、「ダメだ。自分の持ってこい」と言われ、事前に聞いといて良かったと思いました。最近は艇に備え付けのハーネスを使っていたので、久々に古い自分のハーネスを引っ張り出してきて使うことに。

スタートし、夕方になった時点でさっさと自分だけハーネスを着用。
すると、一人だけ若い20才のクルーがワタシの真似してハーネス着けて出てきたんだけど、他のオッサンクルー達は「おー、オマエ、良いのもってるじゃん」というように冷やかすわけ。50代のベテランヅラしたオッサン達に冷やかされ、ずっとOPに乗ってきてオフショアには慣れていない若者としては何となく気まずくなったのか、結局ハーネス脱いでしまいました。
このとき、「このチームはダメだな」と思いましたね。


さてそんなわけで、久々に昔のハーネス引っ張り出してきて使ったんだけど、これ、シンプルで使いやすいなぁと再確認しました。自画自賛。
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自分専用に自作したものなのでサイズの調整はできないけど、Dリングが3つついていて、薄着のときと厚着のときで使い分けられるようになっている。
ベルトは結構固くねじれにくいので着るときに絡まない。おまけに、表側だけマジックで線を引いてあり、薄暗い中でも裏表がわかりやすいようにしてあります。ベストを着る感じで簡単に身に付けることができるわけ。

テーザーのラインもフックも安っぽいけど、3フックシステム。フックとフックの間隔は75センチ。深く考えてこの長さにしたわけではなくたまたまこの長さなんだけど、長く使ってきてちょうど良い長さだと思う。
3つフックが付いているということは長短2通りに使え、中央のフックをハーネス側に留めれば、2本のエンドを交互にかけて移動もできる。ま、そんな使い方したことほとんどないけど。
使わない時は3つともハーネス側のDリングにかけてしまえば、垂れ下がるのは30センチ程度なので邪魔にならない。

但しこのフック、軽くていいんだけど、シングルアクションなのでお勧めはできません。
普段は、
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上図のようにしっかり固定されているように見えますが、ぐるっと回って下図のような状態になると簡単に開いてしまうわけで。
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なぜダブルアクションのフックが推奨されるのか、ご理解いただけるかと。
これも、今回の特集で言いたかったことなんだけど。掲載されないみたいなのでこの場で書いておきます。

また、文中、「テザーのハーネス側が固定されているような製品もあるが、 その場合は専用カッ ターが付属している。」となっているはずだけど、元の文章は、「テザーのハーネス側が固定されているような製品は論外」と書きました。ハーネスラインを留めた船体側が水没した場合、ハーネス側からラインを外せないと溺れてしまうから。
とはいえ、その手の商品を販売しているメーカーに配慮して上記の記載にしたわけですが、ユーザーサイドから考えたらこんなところでケチってどーする? と主張したいところです。ハーネスの中でセーフティーフックのコストが占める割合は高く、安物はどうしてもハーネス側を固定しているようだけど。
軽量化?……クソ食らえでしょう。


レースじゃないときはどうか?
どんなに穏やかでもデッキに出るときはハーネスをつけていました。
レースじゃないってことは、ワタシにとっては回航なんですけど。一人でワッチしていることも多いので、いざとなっても舵をおっぽらかしてハーネス取りに行くヒマはない。
そもそも、舵を持っているときが一番落水の危険が大きいんじゃないかと思うんですね。舵持ったままジブシートを引きこむなんて無理な体勢になることもままあるわけで。そのうえ、デッキには一人しか出ていないわけで……。

したがって、カッパ着るような状況じゃなくても、とにかくハーネスは身に付けカッパは手に持ってデッキに出るというのが、常でした。
これは、恐いと感じる状況かどうかとは全く関係なかろうと思われます。
ここんとこ、特に主張しておきたいなぁと。思うわけです。

そうなると、セーフティーハーネスはシンプルな方がいいなぁと、昨年久々に自作の古びたハーネス引っ張り出してみて思ったわけで。

みなさんはどんなハーネス使ってますか? 使用感はどうですか?

議論の発端として、詳しくは3月5日発売の『KAZI』4月号をご覧下さい。2011年2月号、88頁からも「基礎から学ぶ艤装品ガイド」としてセーフティーハーネスが取り上げられています。そちらも合わせてご覧下さい。
……という宣伝なんですけど。

セーフティーハーネスって長く使えるので、いろんな種類を使いこなした経験を持つ方は少ないと思われ。でもそれぞれの使い勝手はかなり違うと思うし。とはいえ、価格は結構高いので、いざ購入となると、悩む。

ここは一つ、web上で使用感をレポートしあえばどうかなと思うんです。
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by Takatsuki_K | 2011-03-01 11:51 | 外洋航海