ヨットの事を考える評議会


by Takatsuki_K
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ごぶさたしております。

尿管結石になっちゃいまして、体外から超音波だかなんかだ衝撃波を加えて石をコナゴナに粉砕すべく、入院したりしておりました。

今は自宅におります。
爆破作戦が成功したのかしないのか? 良く分からないんだけど、とりあえず退院以来痛みは無し。
とはいえ、話に聞けば皆さん排尿時にそれと分かる状態で石は出るんだそうで、でもワタシの場合そういうのはいまだ無し。

医者がいうには、8ミリの石なら出れば分かるはず。爆破作戦で小さく砕けたにしても小さいのがまだ尿管部にあるはずで、膀胱への入り口が再び細くなっているので、そこでまた引っかかって痛むかもよ~ん、とのこと。

その部分を広げる薬を飲んでいるのですが、とりあえず、今はまったく痛くないからなぁ。

ま、来週月曜日に再び病院に行くことになってます。


マレーシアの医療って、かなり進んでいるんです。貧富の差があるので、貧乏人は高度医療にはかかれず、よって予約もすぐとれる。

今回の爆破作戦で用いる機械は系列病院にあるので、そっちで処置しようということになりました。

まずは入院手続き。
術後、自宅に帰ってもいいんだけど、入院した方が保険が出やすいから、1泊すれば? と医者が言うのでそのように。

病室はいろいろ選べます。2人部屋、4人部屋もあるようですが、怪しい祈祷師とかギャングのボスみたいな人と同室になるのもナンだなと思い、1人部屋に。一番安い部屋で230リンギですから、今だと6千円くらい。
で、保険だと4割負担なので2千円ちょっとか。これで3食付き。

病院は昨年できたばかりの最新鋭で、えらく綺麗でした。ホテルみたい。
入院した一番安い部屋でもけっこう広くて、前に日本でヨットのオーナーが入院し見舞いに行った特別室と同じくらいかな。
そうだ、あの時は、見舞いに行って帰りにメロンを貰って帰ったっけ。

入院部屋はいいんですが、実際に施術するのは旧館の方で、こちらはやたら古めかしく、爆破機械も決して新しくはなく、何やらKGBの拷問室みたいな雰囲気でした。


と、まあ、結石の方の解決はしばらく持ち越しということで、いつまたあの激痛がぶり返すかもしれず。痛いんですよこれが。やった人じゃないと分からないとかいわれますけど、ナイフで刺されたような痛みでは無いのです。ナイフで刺されたこともないけど。
息が詰まるような痛み。ぐりーっ、ぐぐーっ。って感じ。
もう立ってられなくて、座ったところでどうにもならず。さりとて、横になったところでやっぱり息が詰まり、脂汗が出てきて。と、これを七転八倒というのでありましょう。

ただ、夜中や朝方に痛くなることが多いようで、それもじきに収まることはなんとなく分かってきたので、とにかく我慢。これ、なんだか船酔いの苦しみに似ているのかも。
ならば、あさってのことを考えて気を散らせばどうにかなるんじゃなかろうか。……と、船酔いの時はエッチな事を考えると良いのです。ワタシの場合。
脳内をエロな妄想で満たすことで、船酔いの苦しみを消し去ることができるのです。いや、ホント。

で、今回もやってみた……けど、痛さのひどいときはエロ妄想どころではなく。尿管結石は船酔いより手強いです。


さて、ワタシがマレーシアで七転八倒している間に、日本ではジャパンカップが終了。
今年は相模湾ですが、どうも関西系と折り合いが悪く思うように参加艇が集まらず。おまけに台風も直撃し。こちらも七転八倒だったのかな。

各ヨットクラブが主催するクラブレースは、結構盛んに行われており、となるJSAFの外洋推進グループの動きはいったいどうなっているんだろうか、と思うのですが、今年の春から外洋推進グループの下に「キールボート強化委員会」というのができておりまして、これまで5月、6月、7月と会議が行われ、その議事録も出ています。
議事録はこちら。
誰でも閲覧することができます。

キールボート強化委員会の下にさらに小委員会がいくつかできており、テーマを分けて知恵を絞っているもよう。
それぞれなかなか興味深いです。


今週、9月29日に第4回のミーティングが行われるもよう。

(2011/9/28 議事録リンク部分を追加加筆しました)
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by Takatsuki_K | 2011-09-27 17:31 | 個人的な話
当ブログでは、過去の歴史からハンディキャップ制度の変遷を振り返ってきました。

何か問題があったから変遷してきたわけで、その原因も考えてみました。

そして現在も、なんらかの問題があれば、なんらかの対処をしなくてはならないわけで、となると、どういう可能性があるかも考えてみました。

ワタシ、今は日本でヨットレースをやっておりません。
じゃあどうするかは、実際に日本でレースをやっている方々が決めることで、これは特に主催者ですよね。

主催者としては参加者の意見を聞きたいところ。

となると、参加者としては、自分の意見をハッキリさせなきゃいけないわけで。
それには、過去の歴史からその変遷を振り返る必要があるわけで……。

ということで、当ブログが役に立つかなと思うわけです。


これを書き始めたのが2008年。ちょうどIMSからIRCに変わるところでした。IMSはORC-Iと名前が変わったので、ちとヤヤコシイですが。

で、「やっぱりIMS(ORC-I)の方がイイ」というご意見もあるわけですが、じゃあなんでIMSからIRCになったのか、その辺りの経緯を振り返ってみる必要があるわけです。

IORの頃が一番楽しかったよなぁ、というご意見もあるわけで、じゃあなんでIORからIMSになったのか、その辺りの経緯を振り返ってみなければならないわけです。


で、我が国にIRCが導入されてから3年経ち、「やっぱりIMSの方がイイ」という意見が出るということは、IRCにも問題点があるということなわけで、じゃあどこが問題なのかを改めて考察してみる必要があるわけです。

そして、「やっぱりワンデザインだよね」と言われ続けて何年も経っていますが未だに……です。これはなんでなのか?

ヨットクラブが機能しているところではクラブレースが活発に行われているようですし、東京湾のスバル座カップなんてエントリー受付開始からわずか3時間半で限定数に達してしまったというではないですか。

ヨットレース熱自体は決して冷めているわけではなく、じゃあいったいここからどうすればいいのか? いや、何も余計なことはしないほうがいいのか? これ、難しいところですよね。
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by Takatsuki_K | 2011-09-13 13:59 | ヨットレースを考える
ジャパンカップの方は少なくとも10艇の出場という原則に達せず、困っているようですけど、誰かあと一人がエントリーすればいいだけの話なんでしょ? どうしても開催したいなら、関係者のうちの誰かがエントリーしちゃえばいいのに。
で、スタートしなくたっていいんだから。

……って、今回自分が出ていたマレーシアのムルデカ・レガッタも、艇数集めの為か、クラブの会長がスタートする気も無いのにエントリーしてました。
エントリーフィーは寄附みたいなもんですか。
オーナー、けして休みが取れないという訳ではなく、一足早く目的地のパンコールに回航。だったらレースにスタートすればいいのに。よっぽどレースに出る気がなかったもよう。
後は期間中パンコールで釣り三昧。で、夜はパーティーでプレゼンテーションに出席、という構成で盛り上げ係と申しましょうか。ま、そういうのもアリかな、と。

結局、8艇エントリーし、5艇がスタート。最初のロングでフィニッシュできたのは僅か4艇。
我々2位でしたが、完走4艇中2位っていうより、8艇中2位っていった方が気分いいもんね。

その後のインショアレースでは、こちらもセールが壊れてリタイア。シリーズすべて完走はわずか2艇というショボいものでしたが、なんだかこれでも結構充実感あるんですよね。
あれはいったいどういう充実感なんだろう。
やっぱり、A地点からB地点へ移動する喜びなのか? これをパッセージレースと称していいのか? そこんとこ、参加者心理は多いに研究の余地有り。

ハンディキャップもレース運営もなにもかも、すべていい加減なんですけどね。これ、「ちょうど良い加減」という意味ではなく、デタラメという意味。

これでも楽しめればそれはそれでいいのかも。
ヨットレースの楽しみなんて、そりゃもう幅広いですね。

   ※    ※    ※

じゃあ日本ではどうか? というと、同じくらいのレベルのフリートもあるとは思うんだけど、トップクラスはそうはいかないですよね。
レベルに合わせたフリート造らないと。

まあ、自然とできるようなもんなんだろうけど。
いや、そこんところがうまくいってないのか。

当NORC(日本外洋レース評議会)を立ち上げたのは2008年5月。「設立趣旨書」によれば、
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今、我が国の外洋ヨット界は、レーティング問題で揺れています。揺れているというと何やら勢いがあるみたいに感じますが、その逆で、どうも活気がありません。
じゃあいったいどうしたらいいのか?
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とあります。ちょうどIMSからIRCに移行しようとしていた頃の話ですね。

で、まずレーティングシステムについて書きました。

ベースとなるのは、こちら、
「レーティングシステムを考える」
4話に分けて、これまでの歴史を振り返ってます。

これはダラダラ長い文章なので、まずは3つの論点に分けて問題点を洗い出してみました。

「論点1 IMSの問題点」
「論点2 ハンディキャップ制度そのものの問題点」
「論点3 レベルレースの存在」

この3つの論点から得られるとりあえずの結論がこちら、
「じゃあ、いったいどうすればいいのか?」
ここで、
-----------------------------------------
今は論点2-2絶対スピードが大きく異なる艇間では、公平な評価ができないという問題を少しでも解消する努力をするべきだと思うのです。
-----------------------------------------
とまとめています。

さらには、「論点4 ワンデザインを掬(すく)えるか」で、
-----------------------------------------
ハンディキャップシステムは、ワンデザインのクラス発展にも寄与するべきで、その為には、ワンデザイン艇種にも公平感のある数値が与えられる必要があると思います。
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と、2008年時点ですでにこう結論づけているんですけどね。
あれから3年。IRCはどう評価されているのか?

と、ここでさらに振り返ってみると、なんか国産のCRで良かったんじゃないかとも思えませんか?

CRについては、「レーティングシステムを考える 第2話」で解説してあります。

CRにはHSC(ハイスピードコレクション)というブラックボックス的な要素も含まれており、さらに改良しつづけていれば、IRC並の、いやIRCを超える簡易レーティングになっていたんじゃなかろうかと思うわけです。

IRCの自艇持ち込みで海外レースに出ようなんて例はほとんどないだろうから、何も国際的なルールでなくてもいいはずで、逆に、レーティング委員会はより身近にいたほうが、ユーザーの不平不満は解消しやすいかもしれないわけだし。

いやこれ、口出ししにくい外国の機関がオーガナイズしているほうが、不平不満は出にくいと当初は思ったんですけど。あれから3年、どうもそうでもないようで……。

何より、なにも外国の機関にお金を落とすことないですよね。我が国のヨットデザイナーのレベルは高いですから、ナショナルハンディキャップ制度の構築には期待が持てるはずなんだけど。

    ※    ※    ※

で、これ、IMSに代わるジャパンカップ用の、つまり選手権試合用のハンディキャップ制度ということを前提に考えてしまったが故に、国際規格のIRCでということになってしまったわけでしょ?
ここで、国内選手権用にはナショナルワンデザインクラスをという大きな目標を設定して動く必要があると思うんですよね。今の日本のトップクラスのレーシングを見る限り、簡易ハンディキャップではもの足りないはず。レースにならない。

ワタシが描いた日本独自のワンデザイン艇がこちら、
「ニッポンのワンデザイン」
トラック輸送ができて、ヘルムとメインシートが分かれているボートをオーナーヘルムで動かす。
というもの。

「ナショナル・ワンデザインなんて、無理無理」とあきらめていたら、絶対に実現しないわけで……。

当ブログのこのあたり、2008年4月~6月にかけて、自分で書いておいてなんですが、かなりコッテリした内容です。
まあ、読みが外れている部分もありますけど。3年という月日は長い。

そういうのも含めて、今一度じっくり読んでみてください。
左のメニュー下段の日付のボタンから飛ぶのがいいかも。
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by Takatsuki_K | 2011-09-06 09:26 | ヨットレースを考える