【JSAFとは】 加盟? 公認?
2009年 02月 21日
レースの主催団体になれる(レースを主催できる)基準として、いくつかの規定が出てきます。
中で、「ISAF加盟の各国協会」とあるのが、JSAFの事ですが、この“加盟”には英文の方では「member」という言葉が使われています。
続けて、「各国協会(JSAF)加盟の、クラブまたはその他の団体」とあって、この“加盟”には、「affiliate」という言葉が使われています。
また、クラス協会は、「各国協会公認の……」という表現になっており、この“公認”は「approval」で、また違う。
「member」「affiliate」「approval」
どう違うのか?
と、考えてみると、、
各ヨットクラブの集合体が各国協会(a national authority)で、個々のヨットクラブは各国協会に所属(affiliate)している。
一方、その各国協会(JSAF)は、国際協会であるISAFと同格。というか同種といった方がいいのか? ISAFを代表する日本の機関(national authority)で、ISAFとJSAFはmember(加盟)の関係。
で、JSAFに所属する全ヨットクラブは、JSAF(各国協会)を通してISAFに所属している……という事になる。
そのまた一方で、各クラス協会は、たとえば「日本470協会」なら、「国際470協会」のmemberになっているのだろうから、ここんところはISAFとJSAFの関係と同じ。
で、こちらは、JSAFに所属するわけではなく、国際470協会の日本の代表機関であり、JSAFとしては、それを公認(approval)するだけ。
……と考えると、member、affiliate、approvalの関係性の違いがハッキリします。それぞれに日本語で何をはめるかは別として。
そして、member、affiliate、approvalの3種の関わりに整理すると、外洋加盟団体の位置づけをどうしたものか、ハッキリしてきませんか?
その点、
都道府県連と外洋加盟団体を「加盟団体」。
その他の階層別団体、クラス協会、そして各ヨットクラブとを共に「特別加盟団体」。
とする今の組織構造には、あまり説得力がないんじゃなかろうか、と。
これも、「日本にはヨットクラブが無かった」という日本独自のヨットの歴史が、話をヤヤコシクしているのでしょうが。